山形県は、村山（山形・寒河江・天童・尾花沢各市等）・最上（新庄市等）・置賜（おきたま、米沢市等）・庄内（酒田・鶴岡市等）の4地域から成っています。古くは、越後国から北端に出ていたことによる出端（いでは）の意味の出羽国（でわのくに）のおよそ南半分でした。江戸時代は米沢・上山・山形・長瀞・天童・新庄・庄内（鶴岡）・（出羽）松山等の諸藩と天領（２０万石）で、最上川が主要輸送路となり流域では商業が発展して上方文化が流入しました。出羽三山（月山・羽黒山・湯殿山）・山形城や立石寺（山寺、山形市）・上杉神社（米沢市）・致道館（鶴岡市）・本間家旧本邸や山居倉庫（酒田市）・最上川舟下り等の観光名所も豊富で、天童将棋駒・山形鋳物・米沢紬等の伝統工芸でも知られています。はえぬき・つや姫等の米、桜桃（佐藤錦）・洋梨（ラ・フランス）等の果実、山形牛・米沢牛、だだちゃ豆・玉蒟蒻・もってのほか（食用菊）などの特産品も多数あります。青菜漬・おみ漬・晩菊・だし・いなご佃煮・むきそば・鯉甘露煮・芋煮・どんがら（寒鱈）汁・納豆汁・板蕎麦・冷肉蕎麦・冷やしラーメン・ずんだ餅・柚餅子等の郷土食・料理が豊富で、県内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が数多く点在しています。