広島市中区は、市内を南流する太田川の河口デルタ地帯で3つの砂州(島)から成り立っており、1589年(天正17年)に戦国大名の毛利輝元が築城(広島城)して城下町として栄えました。以来連綿と周辺の埋立・治水工事が行われ太田川も現在は放水路が本流となっています。江戸期から現在まで発展し続けてきて、今は市のみならず県あるいは中国地方の中心業務地区となっています。臨海部の埋立地は諸工場が立地し、旧太田川下流地区は牡蠣養殖が盛んで多くの牡蠣筏が設置されています。広島城や世界遺産の原爆ドーム・世界平和記念聖堂・広島平和記念資料館等には国内外からの多数の観光客が訪れており、この地区にも老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが多数残っています。
1889年創業、佃煮製造から始まった 珍味処なかむら
広島電停 本川町駅駅から徒歩4分ほどの場所にある、珍味処なかむら本社。1889年(明治22年)に、広島市で初の佃煮製造業となる「中村商店」として創業されました。広島陸軍との付き合いから発展を遂げましたが、原爆投下と共に休業。翌1946年(昭和21年)に業務を再開されたそうです。現在の名称「珍味処なかむら」には、平成7年に改名されたそうです(珍味処なかむらさんのウェブサイトより抜粋)。
こちらが本社。せっかくなのでと表敬訪問しましたが、本社では小売りをしておりませんでした。近くの店舗を探したところ、バスセンターのそごうの地下1Fに店舗があったので伺ってきました。
狭いスペースに、大量の牡蠣の佃煮やお惣菜が並んでいます。
カラフルなケース入りのものも。これだけ数があると悩みますね…。
今回はお店の人のお薦め&これ美味しそう!をフィーリングでチョイス。こちらは個人的に食べたくなった、かき昆布。牡蠣と昆布の佃煮です。 中身はこんな感じ。ご飯に猛烈に合います。昆布の佃煮だけでも十分美味しいところに、牡蠣がやってくるので軽い反則です。一瞬で全部食べてしまいましたw。
次はお店お薦めのかきしぐれ。色々購入しすぎた日だったので、小ぶりサイズをチョイス。 こちらがかきしぐれの中身です。牡蠣の佃煮ですね。これは味が濃い目なので、ご飯ものよりもお酒と合うタイプ。当たり前ですが美味いw。最後が赤かき。こちらはお店の人から「最近よく出るんです」と言われて購入。牡蠣を唐辛子と梅酢に漬けたものです。 こんな感じ。辛いし酸っぱいし美味しいので感情表現が忙しくなる味。これもお酒と合わせる感じですね。
今回の3品全部美味しかったですが、何に合わせるかと好みで、お薦めは異なるな、という印象。牡蠣がこれだけ、バリエーション広く提案できるのは、流石広島市内で最も古い佃煮屋さんだな、と感動させられました。今度はまた別のを買ってきてみます。
珍味処なかむらさんといえばかきめしも有名で、そちらも購入をしています。まだ食べていないので、食べたらこちらに追記で更新しようと思います。
↓珍味処なかむらさんの商品は楽天でも購入できますよ。
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———珍味処なかむら 基本情報———-
〇創業年 明治22年 / 1889年創業
・以下は、購入した株式会社そごう 広島店 本館地下1階の店舗の情報です。
〇営業時間
午前10時~午後8時
※定休日はそごうの営業日に準ずる
〇住所
広島県広島市中区基町6-27
・以下は本社住所のため、小売りはされていません。
〇住所
広島県広島市中区十日市町 2丁目5-1
(公式サイト)⇒珍味処なかむらオフィシャルサイト・広島の味:かきめしの素、牡蠣しぐれ、牡蠣燻製、磯牡蠣
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