東京三大煮込み岸田屋は、心に染みる味がした / 東京 中央区月島 1900年創業 (明治33年)

中央区沿岸部で隅田川河口付近の月島(つきしま)は、1892年(明治25年)の“東京湾澪浚(みおさらい)計画”に基づき東京湾浚渫(しゅんせつ)土砂で埋め立てられ“月島1号地” (現・月島一丁目~四丁目、月島2・3号地は現・勝どき、4号地は現・晴海)が工業用地として発足し、運河に面して工場・倉庫等が多く建設されました。地名は当初の築島から月島に改称されましたが、東京湾内に在った月見名所の“月の岬”由来説もあります。名物の“もんじゃ” や “レバーフライ”(佃・月島地区)で知られ、月島西仲通り商店街(もんじゃストリート)には60~70軒のお好み焼き屋が軒を連ね、老舗の飲食店・和菓子店が残っています。

1900年創業、美味しんぼにも登場した煮込みの名店 岸田屋

月島三丁目のバス停から徒歩3分ほど、月島駅から徒歩7分ほどの場所、月島もんじゃストリートの並びにある 岸田屋。1900年(明治33年)に汁粉屋として創業し、1966年(昭和41年)より居酒屋へと転じられています。1877年創業・北千住の大はしさん1924年創業・森下の山利喜さんと共に、東京三大煮込みと数えられることもある名店です。初期の美味しんぼの記念すべき1巻にも登場されていますね。

という、岸田屋さんは並ぶことが前提です。今回は開店直前に伺い、ほぼ待たずに入れました。ラッキー。基本は開店30分前ぐらいがベターとされています。

正面入り口を横から。先頭まで来ました。画像の明るさから、早い時間に並んでいるのが丸わかりですねw。

正面からの1枚です。岸田屋の力強いフォント、好きだなぁ。

店内に入りました。メニュー表はなく、札に書いてあるメニューで発注する形です。

まずは煮込みから。複数種類のホルモンがミックスされて煮込まれており、1つ1つ味の表情が違ってとても美味しかった。宝探し感あって良いね。

ポテサラはマヨ少なめのポテト感の強い味。奪われる水分は、ビールで補充されるのです。

煮込みのお店ですが、基本何食べても美味しかったです。煮魚も最高だった。

こちらも名物的な取り上げられることの多い肉どうふ。隠れて見えませんが豆腐があります。甘辛な味がご飯を誘う。やや甘みの強さが疲れを癒してくれる感じがありますね。

こちらはぬた。お刺身もおいしくって、酢味噌と良く合っていた。

〆におにぎりで。このおにぎりも最高に美味しかった…!

結局、煮込みは2回頼んだのですが、三大と人が呼ぶ理由がわかるコッテリだけどあっさりな、いつまでも食べれそうなとても美味しい煮込みでした。煮込み以外も全部美味しかったのが印象的で、岸田屋さんは「煮込みが有名」な「全部美味しい居酒屋」さんなんだな、って思いました。また行きたい。
この日は、ホルモンマニアのホルモンもいしょうさん中央区民マガジンさんとお伺いし、マニアックなお話を聞けたのも良かったです。コロナで忘れかけているけれど、こういうのが居酒屋だよなぁ、って。

———岸田屋 (きしだや) 基本情報———-
〇創業年 1900年創業 / 明治33年創業
〇営業時間
・17:00-21:00
※月曜・日曜 定休日
〇住所
東京都中央区月島3-15-12
(食べログ)⇒岸田屋 (きしだや) – 勝どき/居酒屋 | 食べログ

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