広島県中央部の西条盆地と周辺小盆地に広がる東広島市は1974年(昭和49年)に旧賀茂郡西条(さいじょう)町等の4町が合併して発足しました。南北朝以降の大内氏・毛利氏・福島正則を経て淺野宗家の安芸広島藩となり、江戸時代は東西条が西国街道の宿場町(四日市宿)として栄えた場所。灘・伏見に並ぶ日本三大酒処の一つとされ酒都と称される西条を中心に安芸津(吟醸酒発祥地)など江戸期以来の国内有数の清酒醸造集積地として知られ、西条・酒蔵通りには白壁・なまこ壁・赤瓦・赤煉瓦煙突の多くの酒蔵が軒を連ねています。安芸国分寺跡(真言宗国分寺、国史跡)・多くの城址・社寺等の名所旧跡が点在し、清酒の他に米・馬鈴薯・西条柿・松茸・養殖牡蠣(安芸津)等の地場産品があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1623年創業にルーツ、酒処西条で最も古い歴史を持つ 賀茂鶴酒造 (かもつるしゅぞう)
西条駅から徒歩4分ほど、広島駅から車で40分前後の場所にある 賀茂鶴酒造。1623年(元和9年)に、賀茂鶴酒造の前身となる小島屋木村家を創業されています。日本三大酒処の1つである西条で、酒造業に関する最も古い歴史とされています。1873年(明治6年)にお酒を賀茂鶴と命名。地名の賀茂とおめでたい鳥である鶴を組み合わせて名付けられました。賀茂鶴と名付けられてから150周年となる2023年は、創業150周年の各種イベントも開かれました。法人設立も1918年(大正7年)とかなり早い段階で行われています。日本で初めて大吟醸を製品化した企業であり、池田勇人元首相が愛したお酒としても知られています。すきやばし次郎や鮨水谷等、東京のレジェンドクラスのお寿司屋さんに採用されている銘柄でもあります。
※このサイトでは前身にあたる小島屋木村家さんの創業を創業年としています。
という、賀茂鶴さんといえばゴールド賀茂鶴、通称ゴーカモ、ですよね。1958年発売の金箔入りのお酒で、このお酒の大ヒットが西条を日本三大酒処にした1つの要因とまで言われています(軟水仕込みの貢献のほうが大きいと思いますが)。
今回は180mlのミニボトルです。ミニボトルはこの下が丸い丸瓶タイプと、四角いシュッとした角瓶タイプの2形状あります。
ロゴをアップでどうぞ。
こんな感じで金箔入っております(量が減ったような気はするけれど…)。
私はゴールド賀茂鶴が大好きで、年末部下に毎年配っていました。180mlだとそこまで高くない(500円前後)のに、豪華だしお祝いっぽい雰囲気を伝えられるので良いのですよね(今は部下がいないので配っていない)。という経緯もあって、私が人生で1番購入した回数が多いお酒だと思います。
そんなゴールド賀茂鶴は2014年のオバマ大統領来日時に、安倍首相とすきやばし次郎で会食した際に飲まれたお酒として、再び脚光を浴びました。というエピソードも含め、プレゼントに最適なお酒だと思います、はい。
↓180mlボトルは楽天でも購入できますよ。
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———賀茂鶴酒造株式会社 基本情報———-
〇創業年 1623年創業 / 元和9年創業
〇営業時間
・10:00-18:00
※無休
〇住所
広島県東広島市西条本町4−31
(公式サイト)⇒日本酒・清酒「賀茂鶴」醸造元|賀茂鶴酒造株式会社 公式サイト