品川区大井の地名由来には藺草(いぐさ)説・井戸説・守護職名説など諸説がありますが真偽は不詳です。町域内はほぼ住宅地ですが、JR・東急電鉄・東京臨海高速鉄道の大井町駅周辺にはビルや商店が建ち並ぶ区内有数の商業地となっており、近年は周辺再開発が進んで住宅兼商業の複合施設等が生まれてきています。また大井町駅から南品川の第一京浜(国道15号線)方面に延びるゼームス坂通り(長さ約400m・最大勾配約3.5%)は、明治初期に急坂の旧・浅間坂を私財で緩やかにした坂下の住人で英国人のJ.M.ゼームス(ジェームス)に由来しています。この町にも老舗の飲食店が何軒か残っていますよ。
1924年創業、戦時中に閉店も同じ大井町で再開を果たした 山田寿司
大井町から徒歩5分ほどの場所にある山田寿司。1924年(大正13年)、関東大震災後に山田吉次氏によって創業された、寿司・天ぷら等を提供する食堂として歴史が始まっています。2代目の森正美氏の時代に第二次世界大戦が発生、疎開・召集・シベリア抑留等もあり一時閉店。昭和22年に大井町で再びお店を再開され現在に至ります。
こちらが店舗外観。区画整理があり、昔とは違う店舗となっているそう。もう少し正面からの図。昔ながらの、地元密着型のお寿司屋さん、といった感じ。
店内に入って最初に目に付いたのはアナゴ。いやー、そそりますね。
今回はお任せでお願いしました。中トロからスタート。
そして平貝、赤貝。貝は握る前にまな板に叩きつけると思うのですが、目の前で握って頂いたこともあり、その音が心地よく、食べる前から嬉しくなりました。
しめ鯖とイカ。
タイとウニ。
穴子とシャコ。シャコ好きとしては、お任せにシャコが入っているとテンションあがります。
タコと、トリ貝。
トロとコハダ。
かんぴょう巻きでフィニッシュ。巻物はカンンピョウが一番好きだから超嬉しい。
昔焼酎作ってたんですよ、とラベルをプレゼント頂きました。こういうの、嬉しいですよね。
タイトルに書いたのですが、山田寿司さん、初めてお伺いの一見客だったのですが、熟練の職人さんに話しかけて頂けて、なんだかいつも行くお寿司屋さんのような気分で楽しめました。老舗食堂の事をお話させて頂いたところ、大井町になる他の老舗もご紹介頂け、次行く店まで見つかりました。嬉しい。家から近いので、今度は家族でお伺いしようと思います。
——- 山田寿司 基本情報———-
〇創業年 1924年創業 / 大正13年創業
〇営業時間
11:30~23:00
※木曜日 定休日
〇住所
東京都品川区大井1-53-6
(公式サイト)⇒ 山田寿司|大井町の老舗寿司
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