宮崎県南東部の県庁所在地・宮崎市は、日向灘に注ぐ大淀川が中央を流れている宮崎平野南端に位置する場所。市名は旧宮崎郡に由来し、“神社の前(さき)”の意味とされています。青島・宮崎神宮・フェニックスシーガイアリゾート等の名所・行楽地があり、巨人始め諸プロ野球団・サッカー等のスポーツチームのキャンプ地として知られています。トマト・ピーマン・胡瓜等の促成栽培や酪農が盛んで、マンゴー・日向夏が名物となっています。冷や汁・釜揚げうどん・地鶏炭火焼・チキン南蛮・肉巻きおにぎり・餃子等の郷土料理も多く、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が残っています。
1924年創業、ワインに合う蒲鉾等のユニークな新商品づくりを続ける山口商店 (やまぐちや)
橘通り1丁目のバス停から徒歩3分ほど、宮崎駅から車で8分前後の場所にある蒲鉾店 山口商店。1924年(大正13年)に創業された、現存する宮崎市内最古の蒲鉾店とのことです。お店の方にお話を伺ったところ、宮崎県とお隣大分県はあまり蒲鉾屋さんが残っておらず、100年を超える老舗店は数えるぐらいしかないのだとか。
という山口商店さんの外観です。クラシカルで素敵だ。
老舗店だ、という情報以外持たずにやってきたのですが、面白い商品が沢山あって興奮しました。
これ、凄くないですか?ベーコンが巻かれた蒲鉾なんです。
ショーケースには柚子入りや、桜えび入りのものもありました。
現在山口商店さんでは、長男の方が代表であり工場長・広報的な役割を担っており、弟さんが生産面を見られているそうです。この日は弟さんのほうに色々お話きかせて頂きました。写真の長男の方は催事で不在でした。ちなみに、金の延べ棒かまぼこを出してメディアに取り上げられたり、販売を伸ばしたり等色々なチャレンジもされているそうです。
ということで、色々購入して家に送りました。全部超美味しそう!
まずは一番楽しみにしていたベーコンから。
少し火を入れると美味しいですよ、とのことだったので切ってからフライパンで焼き目を付けました。微妙な塩気がとっても良くめっちゃ美味しい。
ワインに合う、というのも良くわかる味でした。これはまた買いたい。
こちらは、ゆず柚子蒲穂子。名前の通り柚子入りです。
切り分ける前の写真ですが、ゆずのツブツブ感を潰さず作るのには熟練の技術がいるのだそう。
切り分けて食べました。微妙な酸味がとても良い。
オリーブオイルも合いますよ、とのことだったのでかけてみました。これはもう和食じゃないなw。とても美味しいです。
そして紅蒲鉾です。一番一般的な蒲鉾ですかね。
弾力と甘みが好きだなぁ。
こちらは揚げかまぼこ。ネギ&ベーコンです。
ベーコンの塩気が入ると、凄く洋の雰囲気を纏いますね。
そして、流しかまぼこ、という商品の桜えびです。流しかまぼこは、一般の板付より日持ちするそうです。
今回はこのまま食べましたが、これもオリーブオイルとか合いそう。
そしておらんだ巻の流しバージョン。
カステラみたいに甘くって美味しかった!
今回ご紹介した商品のほとんどは、先代のお父さんが生み出したもので、食べ方のアレンジだったり紹介の仕方を変えたのが現・ご兄弟の体制になってからとのこと。近くの卸先のお店の方が、ワインに合う、と売り出し、そこから同じ案内を店舗でもするようになったそうです。このベーコンの蒲鉾、ほんと美味しかったので、お正月近くなったらお取り寄せしたいなぁ。お取り寄せは公式サイトから出来ますよ。
——–蒲鉾屋 山口商店 (やまぐちや) 基本情報———-
〇創業年 1924年創業 / 大正13年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※日曜日 定休日
〇住所
宮崎県宮崎市橘通西2丁目2−10
(公式サイト)⇒蒲鉾屋 やまぐちや