うさぎやと言えば どらやき / 東京 上野 1913年創業 (大正2年)

東京の北の玄関口・上野駅を核とする台東区上野は、江戸時代に建立された徳川将軍家菩提寺である寛永寺の門前町として栄えました。明治には不忍池周辺が上野公園(上野恩賜公園)として整備され、博物館・美術館・文化会館などの多数の芸術文化施設や、動物園などの観光・レクリエーションの場に多くの人々を集めています。アメヤ横丁の食材・雑貨・衣料等の商店も連日賑わい、由緒ある公園内や町の各所に老舗の飲食店や和洋菓子店などが数多く点在しています。

1913年創業、どらやきで知られる うさぎや

うさぎやさんで、個人的に最初に感じたことは、「和菓子屋さんなのに、なぜウサギという名前なのか?」なのですが、調べてみたところ創業者の谷口喜作さんが兎年生まれだったことに由来しているそうです。喜作さんは元々ろうそく屋を運営されていましたが、大正2年にうさぎやさんをオープンされ今も続いております。

そんなうさぎやさんは、上野のが発祥の地で、現在は他に2店舗、合計3店舗で運営されています。阿佐ヶ谷は創業者の長女が、日本橋は創業者の三男がオープンされ運営されております。

ということで、お店の外観です。屋根の上にいるのはそう、

うさぎです。

もうちょっとアップのうさぎ。うさぎや、ですから。

うさぎやさんといえば、もちろんどら焼き、です。作り立てを買ってもらう信条を守り、催事での販売や通販を行わないをずっと守り続けているそうです。
3人で食べる予定だったので3つ買ってきました。

取り出した図。何の変哲もない、といえば何の変哲もない見た目。

パッケージを開けた図。一点の曇りもなく、どらやきです。

うさぎやさんのどらやきは、他のお店のと比べると、外が凄くしっとりしていて大振りなのが特徴。生地にも甘みが付いているのですが、甘すぎずさっと食べられてしまうので、いくつでも食べられてしまいそう。このどら焼きは昭和に入ってから販売をスタートされたそうです。

うさぎやのどらやきといえば、浅草の亀十、東十条の草月と合わせ、東京三大どら焼きの一つに数えられることもあります。亀十さんは大正末期でそろそろ100年、草月さんは昭和5年(1930年)でそろそろ100年。両店共に、追ってご紹介致します。

———うさぎや 基本情報———-
〇創業年 大正2年 / 1913年創業
〇営業時間
午前9時~午後6時
※水曜日定休日
〇住所
〒110-0005 東京都台東区上野1-10-10
(公式サイト)⇒ うさぎや

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