群馬県の中南部で県庁所在地の前橋市。江戸時代は前橋藩で、1601年(慶長6年)から約150年(9代)に亘り徳川氏譜代の酒井氏治世で、その後に姫路藩から移った松平氏、明治直前に松平氏が再度復帰するまでの99年間は川越藩前橋分領でした。かつての車川(現在の利根川辺り)の“駅家(うまや)の橋”に因んだ古くからの地名の“厩橋(まやはし)”を“前橋”に改称したのは第4代藩主で幕府大老を務めた酒井忠清の頃と伝わります。農業や乳用牛・豚等の畜産業も盛んです。豚丼・ソースかつ丼等の特産豚肉料理や焼きまんじゅう等の名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1890年創業、神奈川で創業し前橋へやってきた みそ漬のたむらや
国領町一丁目のバス停から徒歩5分ほど、前橋駅から車で7分前後にある みそ漬のたむらや 若宮店。1890年(明治23年)に、高橋助次郎氏が横浜にて農業を営むかたわら食料品等を販売する個人商店を創業したことが始まりです。1910年(明治43年)、一府十四県連合共進会の出席に前橋を訪れた助次郎氏はこの地に感銘を受け、1912年に時化で全ての船を失ったのを機に前橋へ拠点を移し、佃煮・惣菜の販売を始めたことが、今のたむらやに繋がっています。
という、たむらや若宮店の外観です。たむらやさんは現在3店舗を運営中ですが、ウェブサイトの一番上にあった若宮店に訪問しています。
店内に入りました。みそ漬が沢山並んでいます。
いやー、良いですね。悩めるほどに種類があります。
こちらはプチギフト用の少し小さめのパッケージもありました。
味噌漬け以外にも地域の名産やおすすめ品も販売されています。お伺いした時のおすすめはシュウマイでした。
今回はモッツァレラチーズみそ漬と、大根みそ漬を購入しました。
こちらが、モッツァレラチーズみそ漬です。淡白な味わなモッツァレラに、ほのかな味噌味がついて、とても美味しかったです。
そして、大根みそ漬です。
コリコリの食感がとても良いです。
パンフレットも頂いてきました。
セットものも販売されています。味噌漬けファンは嬉しいだろうなぁ。
私が育った東海地方も味噌漬けのお漬物があるのですが、味噌文化が強い群馬にも味噌漬けがあるのですね。東海地方のように豆味噌でなく、米味噌で漬けてあるからか、マイルドな味になっていると感じました。味噌漬けにも地域性があって楽しいですね。
↓たむらやのみそ漬けは、楽天でもお取り寄せできますよ。
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—— みそ漬のたむらや 基本情報———-
〇創業年 1890年創業 / 明治23年創業
〇営業時間
・10:00~18:30
※水曜日 定休日
〇住所
群馬県前橋市若宮町2-3-17
(公式ページ)⇒ 上州群馬 みそ漬のたむらや