聖護院八ツ橋総本店で、令和記念の生八つ橋を食べる / 京都 左京区 1689年創業 (元禄2年)

昭和初期に旧上京区から分かれて生まれた京都市左京区は、京都から北陸への玄関口として古くから複数の“鯖街道”(海産物運送道)が走っていました。北部は林業が盛んな山間地で田畑も多く、南部は文教地区や住宅地です。東山慈照寺(銀閣寺)・南禅寺・下鴨神社・平安神宮や北部の鞍馬寺・貴船神社・三千院・寂光院・修学院離宮等の社寺・名所、公園、美術館等が数多く点在し多くの観光客を集めています。区内各所に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが何軒も残っています。

1689年創業、八橋検校の参拝者向けに琴をもした干菓子である八ツ橋を提供した 聖護院八ツ橋総本店

神宮丸太町駅から徒歩8分ほどの場所にある 聖護院八ツ橋総本店。1689年(元禄2年)に、琴の名手であり作曲家であった八橋検校の墓参に訪れる人たちに向けて、琴に似せた干菓子を八ッ橋を作って提供したことがはじまりとされています。そのとき販売していたお店が現在の本店がある場所なのだそう。

という聖護院八ツ橋総本店の店舗がこちら。立派な門構えに風格を感じます。

入ると沢山の種類の生八ツ橋が並べられていて、味見することもできました。イチゴジャム入りとかあるのね。因み生八ツ橋が発売されたのは1960年代と比較的最近です。伺ったタイミングが改元のタイミングだったので、令和記念の商品も並んでいました。こっちは八ツ橋の令和パッケージ。

こっちが生八ツ橋の令和パッケージ。紅白でおめでたい感じ。

今回は八ツ橋と生八ツ橋両方買ってきました。こちらが干菓子のオリジナルの八ツ橋。

久しぶりに食べたけど旨い。うっすらと感じるシナモンが良い感じ。
歴史を説明する紙も封入されていました。
そしてこちらが令和パッケージの生八ツ橋です。
紅白のおめでたい感じ。中は普通のあんこタイプでした。

八ツ橋は沢山のお店で作られていて、かつその歴史も諸説あり、な感じでまだ全体像を理解できていないのですが、聖護院八ツ橋総本店さんで聞いた限りだと、組合に所属しているお店だけで10店以上あるのだとか。確かに沢山の会社から出ておりますものね。京都に行く機会は多くないのですが、八ツ橋の老舗も時期をみて制覇したいなぁと思っています。京都の老舗は、掘れば掘るほど、やりたいことが増えてきますね

—— 聖護院八ツ橋総本店 基本情報———-
〇創業年 1689年創業 / 元禄2年創業
〇営業時間
8:00~18:00
※無休
〇住所
京都府京都市左京区聖護院山王町6
(公式ページ)⇒ 聖護院八ッ橋総本店

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