白石本舗の醤油餅、あん&すやを購入 / 愛媛 松山市 1883年創業 (明治16年)

愛媛県中部で県庁所在地の松山市は、四国地方最大の都市。徳川家康に味方した豊臣秀吉子飼衆の加藤嘉明が伊予国正木城(現・伊予郡松前町)から伊予国温泉郡(現・松山市)の領主となり、松山と命名して伊予松山藩を立藩し、松山城を築いて城下町を整備しました。姫だるま・日本三大産地の竹細工等の伝統工芸品や温州蜜柑・伊予柑・葡萄(ニューピオーネ)・長茄子・蚕豆等の農産物が特産です。油揚げ(松山揚げ)・松山鮓(もぶり飯)・蛸飯・鯛飯・鍋焼きうどん等の郷土料理やタルト・薄墨羊羹・坊ちゃん団子・醤油餅・労研饅頭・日切焼等の銘菓も多く、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。

1883年創業、松山のひな祭りの定番菓子・醤油餅の製造販売を行う 白石本舗

本町のバス停から徒歩1分ほど、松山駅から徒歩19分ほどの場所にある 白石本舗。明治初期に初代・白石ハナ氏が松山の各家庭で作られていた醤油餅に「あん」を入れたところ評判となり、醤油餅専門店として開業されました。1883年(明治16年)に、2代目となる白石ハルが誕生し、この年を創業年とされています。

という、白石本舗さんの外観です。閉店間際の遅い時間にお伺いしました。

訪問時がちょうど140周年時だったので、記念商品の看板が外に立っていました(暗い写真を無理矢理調整しているので、後ろが白抜けしててスミマセン)。

店内に入りました。白石本舗さんの醤油餅は、あん無しの「すや」と、あん入りの「あん」の2種類あります。

遅い時間に訪問したので、残りは少なくなっていました。

今回はあんパックというあん入り5個入りと、すやの柚子1つの6つを購入しています。

取り出した図です。右上だけすやになります。

まずは、あん醤油から。

こちら人気No.1の元祖あん入り醤油餅です。甘じょっぱい感じがとても美味しい。

そして、あんゆずです。

ゆずの酸味で爽やかになっていて美味しい。

ラストが、あん抹茶です。

抹茶は、何にでも合いますよねを証明した形で美味しかったです。

こんなパンフレットも入っていました。醤油餅は、慶長年間から松山に伝わる和菓子で、松山藩祖の一人である久松定勝が、家臣の繁栄を祈って分け与えたのが始まりとされ、元禄時代にはひな祭りの定番として作られるようになったそうです。

パンフレットの中身には、お店の地図と商品ラインナップが。梅とか生姜のすやも美味しそうだなぁ。

醤油餅、おそらく初めて食べたのですが、お醤油がベースだからか懐かしい味がしました。ほんのり塩味と旨味が利いていてとても美味しかったです。あん無しとも比較してみたいですが、醤油餅はあんことの甘さでぐっと美味しくなるのでは、というマッチングの良さを感じました。また食べたい。

——- 白石本舗 基本情報———-
〇創業年 1883年創業 / 明治16年創業
〇営業時間
・9:00~18:30
※日曜日 定休日
〇住所
愛媛県松山市本町4丁目1-6
(公式サイト)⇒ 白石本舗

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