愛媛県中部で県庁所在地の松山市は、四国地方最大の都市。徳川家康に味方した豊臣秀吉子飼衆の加藤嘉明が伊予国正木城(現・伊予郡松前町)から伊予国温泉郡(現・松山市)の領主となり、松山と命名して伊予松山藩を立藩し、松山城を築いて城下町を整備しました。姫だるま・日本三大産地の竹細工等の伝統工芸品や温州蜜柑・伊予柑・葡萄(ニューピオーネ)・長茄子・蚕豆等の農産物が特産です。油揚げ(松山揚げ)・松山鮓(もぶり飯)・蛸飯・鯛飯・鍋焼きうどん等の郷土料理やタルト・薄墨羊羹・坊ちゃん団子・醤油餅・労研饅頭・日切焼等の銘菓も多く、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。
1635年創業店にルーツ、愛媛名物の各種鯛料理が楽しめる 五志喜(ごしき)
大街道駅から徒歩5分ほど、松山駅から徒歩23分ほどの場所にある 郷土料理 五志喜 本店。そのルーツは1635年(嘉永12年)に、松山藩主となる松平(久松)定行公が、伊勢桑名より松山藩へ国替えの際に、素麺商として共に松山に移住したことが始まりです。この企業が現在、愛媛県東温市に本社を構える五色そうめん株式会社で、その飲食部門として立ち上がったのが五志喜さんです。現在は五色そうめんさんから別企業に営業譲渡され、両社は業務提携をする間柄になっています。
という五志喜さんの外観です。かなりの大箱で、バスツアーのお客さんも訪れておりました。
少し寄り目の写真がこちらです。
こちらは店頭の看板です。松山鯛めし、宇和島鯛めし、鯛茶漬け、鯛そうめんと、鯛尽くしなメニュー構成です。
今回はこの「郷土満喫ランチ」をオーダーしました。とにかく最強です、とある通り最強でした。姿身、切身とあるのは、鯛そうめんの鯛のチョイスです。もちろん、姿身をオーダー。
で、やってきたのがこちらです。このサイズ、ビビるw。さすが最強です。
まずは鯛そうめんから。五色そうめんの上に、鯛がどーんと乗っています。びっくりしますね、これ。身をほぐして食べるのですが、豪華でお腹いっぱいになりました。
鯛そうめんは食べ方の説明です。つけ汁が鯛出汁がたっぷり出ていて、めっちゃ美味しかったです。
そして、こちらがふくめん。宇和島付近の郷土料理で、蒟蒻に彩りある具材を乗せてあり、混ぜ合わせて食べます。豪華な蒟蒻麺って感じですね。
こちらは、みかんいなり。みかん果汁で味付けされています。一口目はちょっと違和感でしたが、美味しかったです。
愛媛といえばの、じゃこ天ももちろんあります。
そしてこちらは、今治せんざんき。ざっくりいえば唐揚げですが、骨つきのまま揚げるのがルーツのようです。
さらには旬の天ぷらまで付いてました。さすが最強!
で、ラストが宇和島鯛めしです。右にある鯛のお刺身を使って、鯛めしを作ります。
食べ方はこちら。黄卵の入った卵をタレにまぜ、刺身を漬け込んでご飯に乗せて食べます。
こちらがタレです。お醤油ベースに出汁と甘味が入っている濃いめの味でした。
で、出来上がりの図です。これもビックリするぐらい、美味しかったなぁ。
とても取材が多いお店なので、色紙も沢山飾られていました。
鯛そうめん、鯛めしどちらも食べたいと思っていたのですが、宇和島のある南予地域の食べ物だ、という認識だったので、松山市内で食べられると知らずビックリ&嬉しくなりました。このインパクトと味は、他では中々味わえないと思うので、愛媛行くたびに食べたいです。南予にも行きたいなぁ。
——- 郷土料理 五志喜(ごしき) 基本情報———-
〇創業年 1635年創業店にルーツ / 寛永12年創業店にルーツ
〇営業時間
月~金
・11:00~14:00(L.O.13:30)
・17:00~22:00(L.O.21:20)
土・日・祝
・11:00~14:00(L.O.13:30)
日・祝日
・17:00~21:00(L.O.20:20)
土・祝前日
・17:00~22:00(L.O.21:20)
※不定休、年末年始休みあり
〇住所
愛媛県松山市三番町3-5-4
(公式サイト)⇒ 郷土料理 五志喜 – 愛媛の郷土料理を食す