愛媛県中部で県庁所在地の松山市は、四国地方最大の都市。徳川家康に味方した豊臣秀吉子飼衆の加藤嘉明が伊予国正木城(現・伊予郡松前町)から伊予国温泉郡(現・松山市)の領主となり、松山と命名して伊予松山藩を立藩し、松山城を築いて城下町を整備しました。姫だるま・日本三大産地の竹細工等の伝統工芸品や温州蜜柑・伊予柑・葡萄(ニューピオーネ)・長茄子・蚕豆等の農産物が特産です。油揚げ(松山揚げ)・松山鮓(もぶり飯)・蛸飯・鯛飯・鍋焼きうどん等の郷土料理やタルト・薄墨羊羹・坊ちゃん団子・醤油餅・労研饅頭・日切焼等の銘菓も多く、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。
1882年創業、予約必須の温泉煎餅を製造販売する 玉泉堂本舗
道後温泉駅から徒歩1分ほど、松山駅から車で15分前後の場所にある 玉泉堂本舗。1882年(明治15年)に創業された、温泉煎餅・潮煎餅の製造販売をされる企業です。温泉煎餅は正岡子規も愛した煎餅として知られ、購入には事前予約が必要となります。
という、玉泉堂本舗さんの外観です。
店内には商品が飾られていました。真ん中の黒い缶が温泉煎餅、右の青い缶が潮煎餅・玉泉堂潮となります。
玉泉堂潮のほうは複数サイズあります。
初めての訪問だったので、2つ味見もさせて頂きました。温泉煎餅はとてもあっさり、玉泉堂潮はほんのり塩味でどちらも凄く美味しかったです。
今回は温泉煎餅を購入しています。50枚入り2,000円ちょっとです。
裏側です。原材料は小麦粉・砂糖・卵のみ、のシンプルスタイル。
缶はこんな感じです。メタリックな黒い感じがとても高級感あります。
創業明治十五年 玉泉堂本舗の文字がめちゃくちゃカッコ良いです。
中身は袋詰めされています。
一枚取り出した図です。宝珠をかたどった形になっています。
缶の中にはご挨拶文も入っていました。正岡子規の病床日記・仰臥漫録に登場しています。
玉泉堂本舗さんの温泉煎餅、初めて食べたのですが、他の玉子煎餅にはないやや硬めなのに食感が軽く、噛み締めるほどに甘みが出てくるしみじみとした美味しさにビックリしました。予約して買っていく人が多いのも頷ける…。道後温泉行く機会があれば、また買いたいなぁ。
——- 玉泉堂本舗 基本情報———-
〇創業年 1882年創業 / 明治15年創業
〇営業時間
・10:00 – 18:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
愛媛県松山市道後湯之町12-31
(食べログ)⇒ 玉泉堂本舗 (ぎょくせんどうほんぽ) – 道後温泉/和菓子 | 食べログ