坂田金時堂の角まんじゅう・鈴かけ餅 / 鹿児島 霧島市 1924年創業 (大正13年)

鹿児島県本土中央部の霧島(きりしま)市は2005年(平成17年)に旧・国分(こくぶ)市と6町とが合併して発足し、県内では鹿児島市に次ぐ人口の市です。古くから薩摩地方・大隅地方・宮崎県の間を結ぶ交通の要衝であり、鹿児島空港が立地しています。地名由来には、高千穂峰天孫降臨の建国神話にまつわり、高天原(たかまがはら)の神々から韓国岳(からくにだけ)等の霧島連山が霧に煙る海中の島のように見えた等の説があります。ソニー・京セラ等のハイテク産業が発展していますが、旧・国分市は長らく葉煙草産地として知られ、鹿児島おはら節(民謡)で“花は霧島(原産地とされる霧島躑躅) 煙草は国分”と謡われています。各種野菜・果実や福山牛・霧島茶・福山酢(壺酢)・焼酎・鉱泉水等の特産品があり、和洋菓子店・食品店等の老舗が残っています。

1924年創業、地元に因んだお菓子作りを続ける 坂田金時堂

JR隼人駅から徒歩1分ほど、鹿児島空港から車で20分前後の場所にある 坂田金時堂。1924年(大正13年)に創業された和菓子店です。この地に伝承されている西郷隆盛が名付けたとされる角まんじゅうをはじめ、各種和洋菓子を販売しているお店です。

という、坂田金時堂さんの外観です。駅出て目の前にあります。

店頭にはこんな看板が。お伺いしたのがハロウィンタイミングだったのです。

店内に入りました。ディスプレイにお菓子が並んでいます。

こちらにも常温商品がずらりと。

角まんじゅうは、羊羹を落雁で挟んだ四角いお菓子です。西郷さんが日当山(ひなたやま)に訪れた際に名付けられたとされています。

こちらは創業時に近いころのお写真。看板にはかるかんとありますね。

ということで、角まんじゅうを買ってきました。

中身はこんな感じです。確かに角ばっている。

羊羹を落雁で挟んだ感じのお菓子です。水分持っていかれる感ありますが、美味しい。

もう1つ、鈴かけ餅も購入しました。

パッケージ裏側です。見辛いですが、手亡豆の餡を米で作った薄いせんべいでサンドしております。

こんな感じのお菓子です。薄い皮の食感と餡のバランスが良いお菓子。既に60年以上の歴史あるお菓子なのだそうですよ。

坂田金時堂さん、地元密着型の店舗のようで私が購入している時も次々お客さんがやってきていました。店主さんと一緒にお客さんから、角まんじゅうの言われや、鈴かけ餅をおすすめされたり、と。地元に愛されている和菓子店は、お客さん含めて素敵なお店が多いですよね。

———御菓子処 坂田金時堂 基本情報———-
〇創業年 1924年創業 / 大正13年創業
〇営業時間
・8:30-19:30
※水曜日 定休日
〇住所
鹿児島県霧島市隼人町内山田1-8-6
(公式サイト)⇒ 和菓子|定番商品|季節生菓子

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