小野原本店の”からすみ”を使ったカラスミパスタが最高でした / 長崎 長崎市 1859年創業 (安政6年)

長崎県庁所在地の長崎市は、鎖国の江戸時代は天領でした。オランダ商館があり中国商船来航の出島が、朝鮮貿易の対馬藩と共に国内2か所のみの幕府公認の国際貿易港で、オランダ中心に欧州から多くの外国文化が流入して栄えてきた港湾都市であり、かつて戦艦武蔵を建造した造船の町でもあります。茂木枇杷・長崎和牛・からずみ・長崎かすてら・桃かすてら・ザボン漬・一口香等の特産品・名物や卓袱料理・ちゃんぽん・皿うどん・豚角煮・トルコライス等の郷土料理・地場食品も豊富で、日本三大中華街の一つである長崎新地中華街を擁し、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが多数残っています。

1859年創業、佐賀出身の小野原甚右衛門氏によって創業された海産物商 小野原本店

長崎駅から車で5分強、徒歩で15分ほどの場所、長崎の台所と呼ばれる築町にある 小野原本店。1859年(安政6年)に、小野原甚右衛門氏によって漁業と、海産物を扱う店舗として創業されました。2代目の善蔵氏の時代に海産物商一本に絞られたそうです。現在は、日本三大珍味の一つ、長崎からすみを中心にご商売をされていらっしゃいます。

こちらが店舗外観。防火対策が取られているこちらの店舗は、原爆による焼失を免れた歴史ある建物です。商家建築国登録有形文化財にも登録されています。店舗の中に入りました。からすみがズラリと並んでいます。た、食べたい…(からすみ、好きなんです)。どの”からすみ”を買おうか、なんて悩んでいたら、からすみパスタオイルセット、というパスタ用の美味しそうなやつを発見!ということで、今回はこちらを購入。

購入したセットがこちら。パスタオイルと”からすみそぼろ”が入っています。オイルでパスタを和え、このそぼろを上にかけます。このそぼろが最高で!
ということで作りました、からすみパスタ。調理はいつも通り、渋谷のFoodist Linkのタイガシェフに作ってもらっています。からすみ感満載で超美味い。これは幸せになれる食べ物ですねw。

小野原本店さんのパンフレットも入っていました。今も手作りにこだわり、良い素材を風と太陽の自然環境のみで作られています。あの豊潤さはこの丁寧な作業から生まれるのですね。

からすみ、かなり好きな食べ物なのですが、専門店に伺うのも、自分で買うのも初めてでした。初めての購入は、「いきなりカラスミ買ってよいのかしら」と悩み、オイルセットにしてみたのですが、からすみ初心者にはちょうど良いセットだったのかもしれません。こうやってからすみ初心者に向けて間口の広い商品開発をされる小野原本店さん、素晴らしいですね。からすみ、また食べたいなぁ…。

———小野原本店 基本情報———-
〇創業年 1859年創業 / 安政6年創業
〇営業時間
・9:00~19:00
※定休日なし
〇住所
長崎県長崎市築町3-23
(公式ページ)⇒長崎からすみ – 安政6年創業 小野原本店

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