岡山木村屋 ・キムラヤの酒種あんぱん / 岡山 岡山市北区 1919年創業 (大正8年)

岡山市北区は、市域の過半を占める面積と最大人口の行政区で、岡山県庁舎・岡山市役所・JR岡山駅や県下最大商業地である中心市街地が立地し、県の政治・経済の中心地であって且つ中国・四国地方の拠点の一翼も担っています。旧城下付近の表町は百貨店・天満屋本店を核とした商業集積地として賑わっており、明治期から戦前までは旧制第六高等学校(現・岡山大学一部の前身)等の多くの教育機関が開設され、今も多数の大学などが立地しています。岡山藩主・池田綱政造営の後楽園(日本三大名園の一つ)・岡山城(烏城)・吉備路(吉備津神社等)などの名所・旧跡が多数存在し、老舗の飲食店などが複数残っています。

1919年銀座木村屋から暖簾分けで創業した 岡山木村屋

岡山電気軌道 新西大寺町筋駅から徒歩1分、岡山駅からでは20分強の場所にある岡山木村屋 表町本店。1919年(大正8年)に、銀座木村屋で修行した梶谷忠二が、現在本店のある表町三丁目に店舗をオープンし、岡山木村屋の歴史がスタートしました。

こちらが店舗外観。岡山木村屋さんは黄色が目印です。

銀座の木村屋さんといえば、イースト菌を使わず酒種を使ってパンを発酵させ、あんぱんを作り出したお店です。その伝統は岡山木村屋さんにも引き継がれており、同じ酒種あんぱんを販売されているんです。
こちらが酒種あんぱんです。真ん中に桜の塩漬けが入っているところまでおんなじです。 半分に割った図。大好きなあの味がします。木村屋のあんぱんって、なんでこんなに美味しいんだろう。冒頭に書いた通り、岡山木村屋さんは銀座木村屋さんの暖簾分け店舗ですが、本家の銀座木村屋さん以上に、岡山木村屋さんは販売箇所をお持ちなんです。その数、直営店・専売店を含めて約100か所!(銀座木村屋さんは約30箇所)。

岡山木村屋さんがそれだけ受け入れられたのは、酒種あんぱんだけでなく、様々な商品を開発され、岡山の定番パンの地位を確立されているからなんです。今回は酒種あんぱんのご紹介となりましたが、スネーキやクリームパン、ドイツコッペ等々、沢山の名物パンがあります。それに加えて年間50種類以上の新作パンを発売と、常に新しいチャレンジも続けていらっしゃいます。そんな努力が、この地に定着し広がった理由なのでしょうね。

———岡山木村屋 基本情報———-
〇創業年 大正8年創業 / 1919年創業
〇営業時間
6:00~20:00
※1月1日 定休日
〇住所
岡山県岡山市北区表町3-15-6
(公式サイト)⇒ 岡山木村屋

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