布善製菓本舗の元祖そば饅頭 / 大分 日田市 1791創業 (寛政3年)

大分県北西部の日田(ひた)市は、福岡・熊本両県と接し、山に囲まれ多くの河川が流れ込む盆地にあります。かつては豊後国で、江戸時代は幕府直轄領であり、中期以降は郡代による九州各地の天領支配の拠点となりました。地名由来には4世紀頃在位とされる景行天皇の九州遠征時に人間姿で現れた神の久津媛(ひさつひめ)転訛説、飛来の大鷹が飛び去り後に湖水が干潟化し三つの丘が現れたとの神話によるヒタカ転訛説等の諸説があります。日田やきそば・高菜巻(寿司)・ひたん寿司・もみじ(鶏足煮)・たらおさ(棒鱈の胃)煮〆(ぼんだら)等の地場料理、とり天・だんご汁等の県特有の郷土料理があり、市内には和菓子店・食品店など老舗が残っています。

1791年創業、元祖そば饅頭を製造販売する 布善製菓本舗

日田駅から徒歩11分ほどの場所にある 布善製菓本舗。1791年(寛政3年)に創業された和菓子店です。日田市にはそば饅頭と呼ばれる蕎麦を使ったお饅頭が沢山の菓子店にあるのですが、その元祖とされるのが布善製菓本舗さん。大正期に5代目のご主人・岩崎善作氏が、岩崎家に代々伝わってきた家伝のお菓子をもとに生み出したとされています。

という、布善製菓本舗さんの外観です。のぼりに日田名物 元祖布善のそば饅頭とあります。
店内に入りました。コンパクトなサイズのお店です。各種受賞の賞状等も飾られています。
店内にはこんな看板も。5代目の善作氏から現在9代目・友亮氏まで全員が13日生まれで続いているそうですよ。

という、そば饅頭を購入しました。1つから購入できるのが嬉しい。 お饅頭の皮部分が、蕎麦と山芋等で作られています。中はこし餡です。

そば饅頭、初めて食べたかもしれませんが、そばの香りがふわっと香ってとても美味しかったです。日田は元々日田杉と呼ばれる杉で知られていましたが、その伐採後に植えられたのがお蕎麦で、蕎麦が名産だったのだとか。その結果、美味しいお饅頭がこの地に残っているのは嬉しいですね。

——- 布善製菓本舗 基本情報———-
〇創業年 1791創業 / 寛政3年創業
〇営業時間
・8:00-18:00
※無休
〇住所
大分県日田市隈1-2-29
(食べログ)⇒ 布善製菓本舗 – 日田/和菓子 | 食べログ

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