太田なわのれんで、味噌仕立ての牛鍋を食べる / 神奈川 横浜市中区 1868年創業 (明治元年)

行政機関や企業が集積する横浜市中区は、山下公園・港の見える丘公園・横浜中華街・元町・伊勢佐木町などの繁華街や行楽・観光地を擁す横浜の中心地の一つ。関内・桜木町地区を中心に老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが数多く点在しています。

1868年創業、昔ながらの味噌仕立て牛鍋を提供する 太田なわのれん

日ノ出町駅から徒歩7分、関内駅から徒歩15分ほどの場所にある 太田なわのれん。1868年(明治元年)に高橋音吉氏によって創業されました。高橋氏は当時あまり一般的でなかった牛肉を、牡丹鍋(山猪鍋)にヒントを得てみそ仕立ての小鍋形式で提供することになり、それが今も続く牛鍋となります。

太田なわのれん、という名称は、店を一時期 太田(赤門付近)に移していた時のお話に由来します。なわのれんさんは、店にハエが入らないように縄の暖簾を当時から使っており、「太田にある縄暖簾のお店=太田なわのれん」という名称が定着したそうですよ。

という、太田なわのれんさんの外観。あまりの大きさにちょっとビックリしました。

太田なわのれんといえば、シンボルマークのフクちゃんのイラストも有名。横山隆一先生作です。 こちらが名称の由来の縄のれん。当時のハエ対策と言えばこの縄の暖簾だったそうですよ(帰り際に撮った写真なので、暖簾が店内にかかっています)。

店内に入ると、まずは待合室に通されます。何だかちょっと良い旅館に来たかのよう。

吉川英治、獅子文六両氏のお写真も。有名人に愛されたお店なのですね。

お部屋から見えた中庭の様子。風情がありますねぇ。

ということで牛鍋をオーダー。タイトルに書いた通りですが、昔ながらの味噌仕立てとなっています。牛肉がぶつ切りなのは太田なわのれんさんオリジナル。高橋音吉氏がほろ酔いで料理をしていた結果こうなったのだとかw。

上から見た図はこんな感じ。美味しそうだなぁ。

煮ながら味噌を溶かしていく感じになります。

ででーん、出来上がりました!美味そう過ぎる…! すき焼きと同様に卵を絡めて食べます。濃いみそ味と、牛肉の脂の感じが超美味い! 変わり映えしませんが、せっかくなのでもう1枚どうぞw。

お店の方に、「ご飯にお味噌掛けて召し上がると美味しいですよ」とお薦めされて食べてみました。うむ、最高だ。肉の脂と味噌って超相性良いのね。

横浜には牛鍋御三家と呼ばれる牛鍋の老舗店が3つあります。今回ご紹介の1868年創業の太田なわのれんさん、1893年創業の じゃのめやさん1895年創業の荒井屋さんです。ようやく3店舗制覇が出来ました。どこも美味しかったのでまた食べ比べに行かないとですね。どの店舗も素敵だったから迷っちゃうなぁw。

——- 太田なわのれん 基本情報———-
〇創業年 1868年創業 / 明治元年創業
〇営業時間
・平日
17:00~22:00
・土・日・祝日
12:00~15:00  及び 17:00~21:00
※月曜日 第1・3日曜日(12月・1月は日曜日営業)定休日
〇住所
神奈川県横浜市中区末吉町1-15
(公式サイト)⇒ 横浜牛鍋元祖・太田なわのれん

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