菅原文太等も愛した 翁庵で、名物ねぎせいろを食べる / 東京 東上野・上野駅 1899年創業  (明治32年)

台東区東上野は、江戸時代初期は葦萱茂る沼地が開拓され”黒鍬者(くろくわもの、戦国・江戸期の土木作業者)”拝領地・下谷黒鍬町でした。後に下谷山崎町から唐十郎の戯曲で知られる下谷万年町となり、江戸時代から大正期頃までは近隣の下谷山伏町等にかけての一帯が芝新網町(現・港区浜松町)・四谷鮫河橋(現・新宿区若葉)と並ぶ当時の“三大貧民窟”の一つでした。町は区の前身の旧下谷区と旧浅草区とにまたがり、上野警察署や区役所等の行政施設が多く立地し、JR上野駅にも近い上野繁華街の一角です。昭和通り東側には韓国料理・食材店が軒を連ねており“キムチタウン”とも呼ばれて、都内最古の戦後から続くコリアン・タウンとなっています。この町にも老舗の飲食店・食品店
が残っています。

1899年創業、上野駅すぐそばにある著名人に愛され続ける 翁庵

JR上野駅から徒歩4分ほどの場所にある 翁庵。1899年(明治32年)に、神楽坂にある翁庵(1884年/明治17年創業)から暖簾分けの形で創業されました。菅原文太さん等の昭和のスターに愛されてきたお店で、店内には沢山の貴重なサインが飾られていますよ。

という翁庵さんの外観。こういう渋い建物、大好きだなぁ。

もう少し正面からの図。老舗蕎麦屋感、出ています。

店頭左のディスプレイ。期待値めちゃ上がりますね。

店内に入りました。昭和スターの色紙がズラリ。一番左が菅原文太さんです。他には三田佳子さんや、志ん朝師匠、式守伊之助さんの色紙があるそう。

おしな書はこんな感じ。入り口で食券を頼んでオーダーするタイプのお店です。色々気になりますが、イカ丼とか珍しいですよねw。 今回は名物のねぎせいろをオーダー。つけ汁にタップリの葱とイカの天ぷらが入っています。これで850円はお値打ちだ。 つけ汁のアップ。個人的には冷たいお蕎麦に暖かいつけ汁のコンビ、結構好きなんです。今回も大ヒット!

こちらはお蕎麦。この盛り具合も素敵。するする食べられる繊細なのに力強いお蕎麦です。美味い!ご飯物も食べようか、なんて思ったものの、お腹との相談の結果 かつ煮をオーダー。この甘じょっぱい感じ、最高だなぁ。カツ丼は蕎麦屋に限る(カツ煮だけどw)。カツ煮は800円でした。

翁庵さん、念願かなってようやく伺うことができました。昔ながらの由緒正しき大衆お蕎麦屋さんって感じで、リーズナブルなお値段で気軽に立ち寄れる感じも凄く良かったです。これぞ日常の延長にあるお蕎麦屋さんって感じ。また絶対に寄ると思いますw。

——-翁庵 (おきなあん) 基本情報———-
〇創業年 1899年創業  / 明治32年創業
〇営業時間
・11:00~20:00(L.O.19:30)
※日曜・祝日 定休日

〇住所
東京都台東区東上野3-39-8
(食べログ) ⇒ 翁庵 (おきなあん) – 上野/そば [食べログ]

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