荒川区の日暮里は、かつて新堀(にいほり)と呼ばれていました。江戸時代の享保(1716~1736年)頃から“一日中過ごしても飽きない里”の意味で“日暮里(にっぽり、日暮らしの里)”の字が当てられるようになり、1749年(寛延2年)に正式地名となりました。明治~大正に日暮里村から日暮里町となり、今は東日暮里と西日暮里に分かれ、町工場・商店・住宅・寺社等が混在しています。JR日暮里駅(荒川区西日暮里)東側の東日暮里には生地・繊維・服飾関係の様々な店舗が連なる“日暮里繊維街が“日暮里カジュアル・通称ニポカジ”として知られており、駅西側の西日暮里は、昔ながらの商店街・“谷中ぎんざ”や谷中霊園・寺町などが人気の“谷根千地区(台東区の谷中・文京区の根津・千駄木)”の谷中に繋がり、東西両町にも老舗の飲食店・和菓子店が存続しています。
1923年創業、谷中銀座入り口にある佃煮屋 中野屋
日暮里駅西口から徒歩2分ほどの場所にある 中野屋。1923年(大正12年)に創業された、家族経営の佃煮店です。下町らしい女将さんがちゃきちゃき仕切られている気持ちのいいお店です。美味しいのは勿論のこと、商品説明が1つ1つ丁寧なのも素敵です。
という、中野屋さんの外観です。レトロという言葉が良く似合う外観ですね。 レジ後ろの看板も、雰囲気があってとても素敵。
こちらは店舗向かって右側。よく出るラインナップが並んでいるようです。
1つ1つがポップできちんと説明されているのが嬉しいです。切り昆布は特上の昆布を醤油と砂糖だけで炊き上げられています。
こちらは店舗向かって左側。鰻の大和煮等が並んでいました。 で、購入したのがこちら。袋に入って渡されます。今回は切り昆布と、鰻の大和煮を購入しました。
鰻の大和煮は、そのままでも美味しいけれど、お茶漬けも美味しいそうです。
蓋を開けるとこんな感じです。国産鰻を利用しているそうですよ。
今回はシンプルにそのまま食べました。ご飯の熱で温まった大和煮が、恐ろしいぐらい美味しかった…。この幸せ感は凄い…。
鰻の大和煮は100グラム2000円越えと、良いお値段するため100グラムだけ購入してきたのですが、この量だと1-2回で無くなってしまう感じです。もうちょっと多めに買えばよかった…。とにかく美味しかったので、また行って買いたいなと思います。
———谷中 中野屋 基本情報———-
〇創業年 1923年創業 / 大正12年創業
〇営業時間
10:00~17:30
※水曜日 定休日
〇住所
東京都荒川区西日暮里3-2-5
(公式サイト)⇒荒川区 西日暮里の佃煮舗 谷中 中野屋