砂場の本家、砂場総本家でざるそばを食べる / 東京 南千住 嘉永年間創業 (1848-1854年)

荒川区南千住は、江戸時代に品川・四谷内藤新宿・板橋と共に江戸四宿の一つ
として栄えた千住宿(日光街道の江戸を発って最初の宿場町)が拡大して加え
られた南宿(下宿)が起源です。JR南千住駅西側には、江戸時代から明治初
期に小塚原刑場がありました。明治時代以降、隅田川の舟運と鉄道貨物基地の
陸運を接続する物流の要所の一つであり、大日本紡績(ニチボウ、現・ユニチ
カ)と旧・鐘淵紡績(カネボウ)の2大工場が立地する工業の町としても発展
しました。昭和末期からはJR南千住駅東側の旧国鉄貨物駅跡地から旧汐入地
区にかけて大規模再開発が進められ超高層集合住宅等も建ち並んでいます。こ
の町にも老舗の飲食店が残っています。

嘉永年間創業 (1848-1854年)、大阪にルーツを持つ砂場系お蕎麦の本家にあたる 砂場総本家

三ノ輪駅から徒歩7分ほど、南千住駅から徒歩12分ほどの場所にある 砂場総本家。江戸蕎麦には江戸三大蕎麦や江戸蕎麦御三家と呼ばれる、藪・更科・砂場の3系列あるのですが、その内の1つ砂場の総本家にあたるのがこちらの店舗です。詳しい創業年は分からなくなっておりますが、嘉永年間 (1848-1854年)には糀町七丁目砂場藤吉として創業されていたとされ、1912年(大正元年)に現在地である南千住に移られています。天ざる元祖として知られる室町砂場さんや、大阪屋 砂場さんも砂場総本家さんからの暖簾分けされた店舗となります。

という、砂場総本家さんの外観です。1954年(昭和29年)に建てられた建物だそう。

少しアップで。雰囲気ありますよね。

外にあった看板です。楽しみだなぁ。

今回はざるそばをオーダーしました。海苔が豪華ですね。

蕎麦をアップで。汁はやや甘めで疲れが取れますね。

蕎麦湯も出てきました。

ちょっと粘度の高い蕎麦湯で美味しかった!

都内には老舗蕎麦店が沢山あるのですが、まだまだお伺い出来ていないお店が多いです。まずは総本家は抑えたいね、と砂場総本家さんにご訪問したのでした。お蕎麦の美味しさは勿論、本家らしい貫禄と雰囲気がとっても素敵でした。また行きたい…!

———南千住砂場総本家 基本情報———-
〇創業年 嘉永年間創業 (1848-1854年)
〇営業時間
・11:00~17:00
※水曜日・木曜日 定休日
〇住所
東京都荒川区南千住1-27-6
(食べログ)⇒砂場総本家 (すなばそうほんけ) – 三ノ輪橋/そば | 食べログ

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