長岡屋茂助で、名物”あご野焼”と満天☆青空レストラン出演の”巻玉子”等を購入 / 島根 松江 1738年創業 (元文3年)

島根県の県庁所在地 松江市は、1607年(慶長12年)に堀尾吉晴が大橋川北側の末次の地に築城した際に中国・杭州の西湖畔“淞江(ずんごう)”に似た風景として、宍道湖を西湖に見立て命名されました。江戸時代は徳川家康嫡男系統の結城松平氏 松江藩の城下町として栄えた街。宍道湖を始め松江城・武家屋敷等の旧跡や玉造温泉等の観光名所も数多く、宍道湖七珍(しんじこしっちん、鱸・大和蜆等7種の魚介類)や出雲蕎麦・あご野焼・津田蕪漬等の名物・郷土食や松江藩7代藩主松平治郷(茶人・不昧、ふまい)考案の“不昧公御好み“の茶菓子(三種は山川・若草・菜種の里)等の松江和菓子など豊かな食文化を持ち、老舗の飲食店・和菓子店・食品店が何軒も残っています。

1738年創業、日本海外で獲れた飛魚(あご)を使った あご野焼を製造・販売する 長岡屋茂助

松江駅から徒歩15分ほどの場所にある 長岡屋茂助 白潟店。1738年(元文3年)に、長岡屋茂助氏によって現在の白潟魚町(旧、井戸横町)に魚屋を開業したことでその歴史が始まりました。日本海外で獲れた飛魚(あご)を保存する方法として蒲鉾づくりが始まり、それが名物の”あご野焼”として今も伝わっています。

という長岡屋茂助の白潟店の外観。本店がなかったので、ウェブサイトの一番上に乗っていた店舗に伺いました。

店内の写真を撮り忘れてしまったのですが、様々なサイズのあご野焼、各種かまぼこを扱っていらっしゃいました。

今回は自宅に発送だったので、色々購入しました。その1、あご野焼。つなぎを使わず、あごと地酒で作っています。

切り分けた図がこちら。飛魚の濃い味がガツンときて美味い。おかずにもお酒のアテにも、どちらも合いそう!

そしてあご子巻。あごす巻のミニサイズ=あご子巻となります。野焼きと同じく飛魚と地酒で作っていますが、野焼きと違い蒸しているのが違いです。 蒸しているので、歯ざわりが柔らか。濃い目の味の野趣あふれる野焼きに対して、優しい口当たりのあごす巻。こっちも好きだなぁ。

最後にあご子船。厚焼き玉子のミニサイズ版です。名前の通りあご入り。

こんな感じ。お茶請けにも使われるという、甘みタップリな玉子焼き。これも好きだなぁ。

そしてもう1品、満天☆青空レストランでおせちに使われた”巻玉子”も購入したのですが、別日に食べたところ写真を撮り漏れるという失態…。店頭で「伊達巻に似ていて」と説明してもらった通り、伊達巻に、そして上述のあご子船に似た甘さを感じる玉子焼きで、とっても美味しかったです。
あご野焼の力強い感じも好きだったし、す巻のやわらかさ、あご子船・巻玉子の甘さ、どれをとっても最高に美味しかったです。良い原料が獲れる街のカマボコは当たり前ですけど美味いですね!

———長岡屋茂助 基本情報———-
〇創業年 1738年創業 / 元文3年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※日曜日 定休日
〇住所
島根県松江市白瀉本町42
(公式サイト)⇒長岡屋茂助オフィシャルサイト

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