松崎煎餅が可愛い / 東京 銀座 1804年創業 (文化元年)

江戸時代に置かれた銀貨幣鋳造所(銀座)に地名を由来する中央区銀座は、明治時代に文明開化を象徴する町として銀座煉瓦街が建設されて栄えてきました。現在の銀座8丁目付近で芸妓能楽師に因んで称された金春(こんぱる)芸者で賑わった幕末からの花柳界が、明治政府高官などの贔屓により新橋花街として江戸時代以来の柳橋(現・台東区)と共に「柳新二橋」と称し発展し、昭和中期の最盛期を経て今も中央区築地にかけて10軒以上の料亭と数十人の芸者を擁しています。東京を代表する地域ブランドのショッピング街として、大繁華街として、また夜の高級な社交の場として今に至っており、各所に老舗の飲食店や和洋菓子店などが数多く点在しています。

1804年創業、銀座にある老舗煎餅店 松崎煎餅

松崎煎餅の歴史は、1804年芝魚籃坂で始まりました。1869年、3代目の方が銀座へと店舗を移し、それ以来銀座にお店を構えられているそうです。
東京は、関東大震災や戦争による被害が大きな町であるため、松崎煎餅さんも幾度となく全焼し、そのため昔のものはあまり残っていないそう。ですがそんな中、いくつかの煎餅型は残っており、今も使われているそうです。ウェブサイトの松崎煎餅の歴史コーナーにもこんな記述があります。

煎餅の型は焼けることは無かったものの、戦争時の物不足に煎餅焼型を数十貫供出した記録が残っております。五代目 房吉がどうしても手放せなかった鋳型を地中に埋め隠したものが今でも残っております。その型を使い、現在も「江戸板 かすていら」を製造・販売しております。

様々な困難を乗り越えた松崎煎餅さんの現本店は、かなりモダンな店舗になっています。和モダンなかっこいいビルです。

松崎煎餅さんと言えば、小麦で作るクッキー的なおせんべいである、瓦煎餅が有名で、季節毎の限定イラストや、有名キャラクターや、アーティストとのコラボ瓦煎餅も出されています。先日伺った際には(18年8月)、人気絵本作家tupera tuperaさんの絵が入った瓦煎餅も販売されていました。息子も甥っ子もtupera tuperaさんの「かおノート 」が大好きだったので、二人用にお土産を買いました。

ちなみに季節の瓦煎餅8月版は、夏を連想させるデザインのものが沢山ありました。私は花火とイルカを購入。

購入商品をちょっとだけアップで。

瓦煎餅になりますので、味わいにそんなに差はないかな、と感じるのですけれど、老舗のかわいいデザイン煎餅、というのはプレゼントに使いやすいなぁと思っています。老舗手土産といえば、個人的にはとらやさんの夜の梅なのですが、お子様がいる家庭の場合は、松崎煎餅さんもチョイスに入れていきたいと思います。

ちなみに、岸朝子さんの東京5つ星の手土産で取り上げられたお店の一つとなります。

———-松崎煎餅 基本情報———-
〇創業年 文化元年 / 1804年創業
〇営業時間
11:00~20:00 無休(年末年始を除く)
ランチ営業
〇住所
東京都中央区銀座5-6-9 銀座F・Sビル1F

(公式サイト)⇒ 大江戸菓子匠 銀座 松崎煎餅 | 創業文化元(1804)年 お煎餅のことなら松崎煎餅におまかせ!

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