馬庭本店の唐芋スパークリング酒サールと、熟成原酒・神乃門 / 島根 出雲市 1880年創業 (明治13年)

島根県中東部の出雲(いずも)市は、1941年(昭和16年)発足の旧出雲市が2005年(平成17年)に平田市及び4町と合併(のちに1町編入)して現市となり、出雲大社・須佐神社等の古代史・文化遺産が豊富な“神話の国”として知られています。出雲の地名は“八雲立つ”(雲が美しく湧き出る)の意味とされていますが、由来には夕つ方(夕日沈む西方)説・五面(いつも、出雲国と国引き造成の四ヶ国とで五面)説等の諸説もあります。出雲蕎麦(わんこ・戸隠と共に三大蕎麦)・あご野焼・島根ワイン・発祥の出雲ぜんざい・銘菓(俵まんぢゅ・宿禰餅など)等の名物がある市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。

 1880年創業、オリジナル酒を製造する酒小売店 馬庭本店

佐田大橋のバス停から徒歩10分ほど、出雲市駅から車で30分ほどの場所にある 馬庭本店。1880年(明治13年)に創業された酒屋さんです。日本、そして世界からお酒を仕入れると共に、地元の酒蔵さんと一緒にオリジナルのお酒も開発されていらっしゃいます。馬庭開運堂さんの本家にあたるそうですよ。現在は4代目のご主人が代表を務められています。

という、馬庭本店さんの看板。事前リサーチで見つけたお店ではなく、馬庭開運堂さんへ伺った後、Googleマップ上に似た名前を発見し、検索したら老舗店だったので訪問したという経緯です。Googleマップありがとう。

という、馬庭本店さんの外観です。ガラスに映るのはこの日借りていたレンタカーですw。

駐車場にはこんな看板が。こちらはどちらも馬庭本店さんプロデュースのオリジナルのお酒になります。

店内に入りました。地元のお酒に加えて、日本各地のお酒、世界の酒と幅広いラインナップがありました。こちらはオリジナル酒の神乃門です。

お店のある佐田町の近くにある飯南町はさつま芋が名物で、後で紹介するサツマイモで作ったお酒も販売されています。サツマイモ自体も販売されていますよ。

ということで、買ってきたものその1、純米熟成原酒・神乃門です。平成21年のお酒を熟成させているので、熟成歴10年以上ですね。

ラベルをアップでどうぞ。

パッケージ裏側です。製造は同じ出雲の旭日酒造さんです。

熟成酒させた結果、綺麗な色がついています。紹興酒に少し似た、芳醇な香りがしてとても美味しい。

そしてこちらが唐芋スパークリング酒Sweal(サール)です。

ラベルをアップでどうぞ。神々集う緑の國、出雲が産んだお酒なのです。

ボトル裏側です。サツマイモを使った発泡酒で、そのまま飲んでも良いし割って飲んでも良いとのこと。

出してみた図です。アルコール度数9%なので結構強めです。この日は炭酸で割って飲みましたが、芋焼酎風味のビールっぽい味わいでとてもユニークなお酒でした。

今回Sweal(サール)は炭酸割で飲み切ってしまったのですが、後でウェブサイトを調べてみたら、牛乳で割るのも美味しいと書いてありました。確かにこの味は牛乳と合わせるとさらに美味しくなりそうな感じがします。こんな珍しいお酒を、山深い酒屋さんが作っている、という開発者精神を応援したくなりますね。また出雲行ったら買いたい!

———馬庭本店 基本情報———-
〇創業年 1880年創業 / 明治13年創業
〇営業時間
・8:00 – 20:00
※年中無休(不定休有)
〇住所
島根県出雲市佐田町反辺376-5
(公式サイト)⇒馬庭本店 – 出雲市佐田町の酒店

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