共栄堂のスマトラカレー / 東京 神保町 1924年創業 (大正13年)

江戸時代は武家屋敷町で、旗本の神保長治氏の屋敷があったことに由来する千代田区神田神保町。近隣の駿河台地区にかけて各種の学校や大学が集積していますが、それらの私立大学が明治初期に法律学校として相次いで開設された際に、古書も含めた法律書の書店が次々に生まれ、やがて多くの一般書・専門書の新刊書店・古書店が建ち並んで、今や世界最大規模の神田古書店街を形成しました。和洋中の飲食店も数多く建ち並び、平成中期以降は神田小川町など近隣にかけてカレー料理店も多く集まってきました。一方で古風で特色ある喫茶店も多く、老舗の飲食店や和菓子店なども残っています。

1924年創業、スマトラカレーの共栄堂

神保町駅A5出口、徒歩1分の距離にあるのが、カレーの老舗として知られる共栄堂。お店的には、ビアホールのランチョンさんの隣にあります。創業は1924年(大正13年)で、創業当時からカレーがメインメニュー。スマトラ島で教わったカレーの作り方を日本人向けにアレンジしたのが、共栄堂のスマトラカレーだそう。

カレーの聖地神保町を代表するお店だけあり、看板に格調高さを感じます。 看板横の階段を下りた地下に、共栄堂さんはあります。お昼時は並ぶことも多いので、少し早め到着推奨です。
カレーはクラシカルな銀の入れ物に入ってきます。かなりそそる! こちらが海老カレー、1350円。プリプリの海老に、ややスパイシーなルーが最高の組み合わせです。

そしてビーフカレー。ビーフの重さと辛さのガツンと感最高!

共栄堂さんといえば、このポタージュ。辛さ中和のために付けられているそうですよ

共栄堂さんのカレーは、欧風カレーに近いといえば近いのですが、スパイスの香りが強いため、インドカレーとか、タイカレーとか、その辺りのカレーに近いフィーリングを感じます。つまりアジアな感じで、だからこそ、老舗に食べに来ているというよりも、ちょっと雰囲気のあるアジア料理屋さんに食べに来た、といった印象。こういう老舗が残る日本って素敵だなぁ、って思います。

———スマトラカレー共栄堂 基本情報———-
〇創業年 大正13年 / 1924年創業
〇営業時間
[月~土]
11:00~20:00(L.O.19:45)
※日曜 定休日
〇住所
東京都千代田区神田神保町1-6
(公式サイト)⇒スマトラカレー共栄堂 東京神田神保町のカレーライス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です