くるまや本店は日本で6番目に古いお蕎麦屋さん / 長野 木曽郡木曽町 1716年創業 (享保元年)

長野県南西部の木曽郡は、江戸時代は尾張藩領で、1879年(明治12年)の旧・西筑摩郡発足時は松本市・塩尻市・岐阜県中津川市各一部を含んでおり、1968年(昭和43年)に現郡名に改称されました。現在は木曽町・南木曽町・上松町・木祖村・王滝村・大桑村の3町3村が属しています。木曽の語源は岸・磯・砂(いさ)転訛ともいわれ、美濃の奥なので奥十山/奥礒山(おきそやま)の転訛説・シナノキ(信濃の語源説)樹皮の織糸から木の曽(曽は麻の古語)説等があります。郡中央部の木曽町は2005年(平成17年)に木曽福島町と4村とが合併して発足しました。白樺加工品・藁細工・曲げ物・漆器・清酒・松茸・しめじ・古くからの伝承和漢胃腸薬である御嶽山百草(百草丸)等が特産品で、山葵漬・すんき漬・開田蕎麦・.和洋菓子・五平餅等が郷土食・名物です。郡内には老舗の飲食店・和菓子店・酒蔵・旅館などが残っています。

1716年創業、日本で6番目に古い蕎麦屋 くるまや本店

木曽福島駅から徒歩6分ほど、塩尻駅・中津川駅からそれぞれ車で1時間強の場所にある くるまや本店。1716年(享保元年)に、製粉業として創業され、明治に入ってから、自家製のそば粉を使った手打ちそばをうち、現在は蕎麦屋のみで営業を続けていらっしゃいます。くるまやという屋号は、製粉に使っていた水車や歯車に由来しているとのことです。
創業年を1716年とすると、蕎麦学さんのウェブサイトによると日本で6番目に古いお蕎麦屋さんとなるようです。同じ木曽郡には日本で2番目に古いお蕎麦屋さんである越前屋さんもあるし、そば好きの方には聖地みたいな場所だったりするんでしょうか(と、思って遠くからやってきましたw)。

という、くるまや本店さんの外観。こちらの建物は1910年(明治43年)からあった建物を譲り受けたものとのこと。

もうちょっと正面から。座っているのは、知の冒険の中の人です。

店内に入りました。こちら暖かいそばのメニュー表です。木曽名物の1つである漬物の一種「すんき」もメニューにありました。季節外れだったので売り切れでしたけれど。

そして冷たいそばメニュー。やばいね、どっちも頼みたくなる。

という、軽い振りの後にご紹介するのはおすすめメニューです。暖かいお蕎麦と冷たいお蕎麦、両方オーダーできるセットがあります。

ということで、おすすめメニューの冷たい&暖かいおそばセットをオーダーしました。そば汁が運ばれてきましたが、入れ物が可愛すぎる!

そしてお蕎麦入場です。この豪華さ、すごい…!

別角度もどうぞ!

ミニざるそばをアップで。挽きぐるみの田舎蕎麦っぽい見た目で、やや太めに切られています。お蕎麦!って感じの強さがあってとても良いです。見た目が美味しいそばって、食べてももちろん美味しいのですよね。

こちらミニあげ玉そば。暖かいそば汁にも合う、力強いそばでした。こっちもよいなぁ。

わたし、どちらかというと冷たいお蕎麦のほうが好きなんですが、くるまや本店さんのお蕎麦は蕎麦が力強いからか、暖かいお蕎麦もとっても美味しかったです。両方食べられるセットだったからこそたどり着けた発見ですね。さすがおすすめメニュー!こういう温・冷のお蕎麦セット、もっと色んなお店が出してくれると、「いつも頼まないメニューの美味しさ」にも出会えて良いのでは、なんて思いました。ということで、くるまや本店さんでは是非このメニューをw。

———くるまや本店 基本情報———-
〇創業年 1716年創業 / 享保元年創業
〇営業時間
・11:00~16:00
※木曜日 定休日
〇住所
長野県木曽郡木曽町福島5367-2
(公式サイト)⇒信州木曽路のそば処 手打ちそば くるまや本店

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