山梨県の国中地方で甲府盆地東寄りの笛吹(ふえふき)市は、桃・ぶどう日本一の郷・日本一桃源郷を宣言しており、石和(いさわ)温泉郷(石和・春日居・日の出温泉)で知られています。天領だった江戸時代に石和代官所が置かれ、市名は2004年(平成16年)に東八代郡石和町始め5町1村合併での市制施行時に市内を流れる笛吹川に因み命名されました。笛吹川は川音が笛吹権三郎の吹く篠笛音に似ていることが川名由来であるとの民話が伝わっています。自治体別収穫量で全国一位の桃と葡萄・柿・すもも・苺・花卉(薔薇・菊・鈴蘭・桃花等)・甲州ワイン・桔梗信玄餅などの特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。
1889年創業、信玄餅の元祖・桔梗信玄餅を製造販売する 桔梗屋
長塚のバス停から徒歩20分ほど、甲府駅から車で20分ほどの場所にある 桔梗屋。1889年(明治22年)に、満寿太で修行した中丸熊太郎氏が下連雀の桔梗屋東治郎(野沢家)氏からの暖簾分けで、桔梗屋を創業されました。
山梨の銘菓といえば信玄餅ですが、信玄餅は桔梗屋さんが1968年(昭和43年)に発売した桔梗信玄餅と、金精軒さんが1972年(昭和47年)に発売した信玄餅の2種類あります。金精軒さんは以前より「信玄最中しんげんもなか」という名のお菓子を出されており、商標区分上類似していることから桔梗屋さん側で信玄餅の商標が取れず、桔梗屋さんは桔梗信玄餅の名で販売することとなり、後に金精軒さんが信玄餅の商標を登録されています。
(ざっくり書くと、商標を持つのは金精軒さんだが、先に発売したのは桔梗屋さんとなります)
という、桔梗屋さんの外観です。こちらは本社建物で、この建物の近くに広大な敷地があり、レストランや売店があります。バスツアーで沢山の人がやってくるとにかく大きな施設です。
本社ビル横のお店・Price Half Rond。賞味期限が短い商品を、名前の通り半額程度で販売するお店です。
こちらは、レストンランのイタリアントマトクラブ。こちらも本社ビルの手前ぐらいにあります。
本社ビル横の看板です。カフェ、焼肉店、工場見学の看板が。
本社ビル敷地内には激安コンビニも。桔梗屋さんだけでなく、山梨の名産も販売されています。
桔梗信玄餅アイスが売ってて美味しかった…!
本社の一番の目玉といえば、信玄餅の詰め放題…!ですが、オープン時にはもう間に合わないことが多い人気商品なんです。確実にゲットするには、バスツアーが良いそうですよ。
本社ビル内の売店コーナーです。めっちゃ大量に買っている人がいる…!
売店の目玉は、アウトレットの信玄餅。ですが、昼過ぎだと売り切れちゃってました。残念…!
信玄餅以外のアウトレットは、昼過ぎでも結構商品が残っていました。
もう1つの名物といえば、ソフトクリーム。ソフトクリームに黒蜜ときな粉をかけるなんて、旨いに決まってますよね。
プレミアム桔梗信玄ソフトのポスター。右のシェイクも気になる…。
券売機で商品を選ぶ感じです。色々悩みましたが、今回は最下部のシェイクをオーダー。
で、桔梗信玄シェイクがこちら。バニラシェイクに黒蜜ときな粉入ってます。
この鉄板の組み合わせは最高に旨い!
ちなみにソフトクリーム売り場の後側が、詰め放題スペースでした。次回こそは…(2回チャレンジに失敗してます)。
で、ここからは桔梗信玄餅です。桔梗信玄餅といえばこのフォルムですよね。
開けると、黒蜜が出てきます。 で、きな粉がたっぷりかかった求肥に黒蜜を絡めて食べます。うん、最高にうまい!
桔梗屋さんの桔梗信玄餅は、アイスやチョコ等、色んなコラボ商品があるのですけど、最近は揚げパンが人気なのだとか。ということでゲットしてきました。揚げパンにきな粉かかってます。この時点で美味いのを確信w。 揚げパンの割れ目には、黒蜜のジャムが挟まっていました。やっぱきな粉と黒蜜の相性って最高に良いですね。
別のページにも書いていますが、この日福岡の如水庵さんの筑紫もち、金精軒さんの信玄餅、桔梗屋さんの桔梗信玄餅を食べ比べしているのですが、
甘さは
信玄餅(金精軒) > 桔梗信玄餅 > 筑紫もち( 如水庵)
の順序でした。元祖とも言える桔梗信玄餅をベースになっているのか、一番バランスが取れていて、流石!って感じの味でした。とはいえ、どれが美味しいかは、人によって好みが分かれそうですね。
桔梗屋さんは2020年秋にバスツアーに申し込んでいたのですが、まさかのツアーキャンセルで伺えず、だったのです。自前で行くのは辛いので、また来年あたりバスツアーで行きたいなぁ。
↓桔梗信玄餅は、楽天で購入できますよ。
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———-桔梗屋 基本情報———-
〇創業年 1889年創業 / 明治22年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
山梨県笛吹市一宮町坪井1928
(公式サイト) → 株式会社桔梗屋
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