和歌山県庁所在地の和歌山市は、江戸時代は初期が浅野家で、後に御三家の紀州徳川家が治めた紀州藩の城下町です。古くは若山と称されていましたが、1585年(天正13年)に豊臣秀吉の命により豊臣秀長が和歌山城を築城の際に、秀吉が古来の名勝・和歌浦に対する地名として和歌山と命名したとされています。めはり寿司・クエ料理・胡麻豆腐・高野豆腐料理・各種和菓子等の特産品・郷土食品・料理も多く、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が多数残っています。
1900年創業、老舗あんこ屋 きたかわ商店が運営する和菓子店 一寸法師
和歌山市駅から徒歩で20分ほど、和歌山バス 三木町新通から徒歩3分ほどの場所にある 一寸法師。一寸法師さんは1900年(明治33年)に、大阪の北川製餡所から分店し開業した、きたかわ商店さんが運営する和菓子店となります。こちらの店舗自体は昭和に入ってからオープンしたお店とのことです。
※店舗のウェブサイト等には明治33年創業、お菓子のパッケージには明治30年創業と揺れがありますが、ここでは一旦ウェブサイトに記載の明治33年を正としています。
こちらが店舗外観。工場と併設した店舗となります。 こちらが正面からの図。木目調のカッコよいお店。あんこのノボリが、あんこ屋さんが運営している誇りなのでしょうか。
こんな感じで並んでます。今週の人気ランキングNo.1は「きんつば」!!!。
No.1といわれたら買いたくなりますよね。ということで、きんつば買ってきました。通常のきんつばと、栗入りきんつばの2つを購入です。まずは通常のきんつば。あんこ屋さんの手づくり、という文字に期待値があがりますね(上述の通りですが、パッケージには明治30年と記載があります)。]中身はこんな感じ。しっとりとしてて、程よい甘さ。上品ですな~、と関西弁でも出てきそうな美味しさ。そして栗入り。パッケージが少し栗を意識した色になってますね。 中身はこんな感じ。名前の通り栗が入っています。ふわっとしていて美味しい。いやー、いいなぁ、きんつば。
あんこ屋さんの和菓子、ということで、何だか優しい味がしてとっても美味しかったです。味って尖りまくった美味しさと、昔ながらのじんわり来る美味しさがある気がしていて、一寸法師さんのきんつばは完全に後者で、食べながら凄く優雅な気持ちになれます。こういう感情になれるのは、老舗ならではなんだろうなぁ、と最近よく感じています。今度はあんこを更にストレートに感じられる商品を食べてみたいなぁ。
——- 和菓子の店 一寸法師 (きたかわ商店運営) 基本情報———-
〇創業年 1900年創業 / 明治33年創業
〇営業時間
9:00~18:00
※火曜日 定休日
〇住所
和歌山県和歌山市東紺屋町77
(公式サイト)⇒ 明治22年創業、日本で最も歴史のあるあんこ屋「きたかわ商店」。