頼山陽煎餅本舗 芸陽堂の手焼きお煎餅 / 広島 広島市 1911年創業 (明治44年)

広島市中区は、市内を南流する太田川の河口デルタ地帯で3つの砂州(島)から成り立っており、1589年(天正17年)に戦国大名の毛利輝元が築城(広島城)して城下町として栄えました。以来連綿と周辺の埋立・治水工事が行われ太田川も現在は放水路が本流となっています。江戸期から現在まで発展し続けてきて、今は市のみならず県あるいは中国地方の中心業務地区となっています。臨海部の埋立地は諸工場が立地し、旧太田川下流地区は牡蠣養殖が盛んで多くの牡蠣筏が設置されています。広島城や世界遺産の原爆ドーム・世界平和記念聖堂・広島平和記念資料館等には国内外からの多数の観光客が訪れており、この地区にも老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが多数残っています。

1911年創業、今も手焼きに拘る頼山陽煎餅本舗 芸陽堂

広島電停の土橋駅徒歩1分の場所にある頼山陽煎餅本舗 芸陽堂。洋菓子のボストンさんの本店から1分かからない場所にあります。創業は1911年(明治44年)で、創業当時は「ねぼけ堂」という屋号だったそう。頼山陽(らいさんよう)という名前は広島で育った江戸時代後期の詩人・歴史家の頼山陽から取られています(頼山陽のプロフィールはwikipediaをご覧ください)。また芸陽堂という名前は、お煎餅を食べたジャーナリスト徳富蘇峰さんが命名されたのだとか。

こちらが店舗外観。渋いお店ですよね。この場所には戦後移られたそう。店舗には手焼きされたお煎餅が沢山並べられています。お煎餅といってもお米で作ったものではなく、小麦で作った瓦せんべい・玉子煎餅スタイル。しっかり焼いてあるので、長いものだと1か月ほど日持ちするんですよ。

お煎餅は全て手焼きなのですが、お店の奥で焼かれていました。撮影OKとのことでしたので撮らせて頂きました。昔ながらでカッコいい!!!

別カットでもパシャリと。この日は肌寒い日だったのですが、火を扱われているのでTシャツ一枚の作業でした。熱気が伝わってきますね。

ということで買ってきました。頼山陽煎餅です。パッケージの載っている男性が頼山陽氏ですね。

パッケージを開けた箱にも頼山陽。高級感あってカッコいいですね。こちらが中身です。一つ一つ広島をモチーフにした焼き印があって可愛いです。日持ちもするし、広島感も凄く出ていて、お土産にピッタリですね。せっかくなのでお煎餅単体で。頼山陽記念館の焼き印もありますね。
肝心の味ですが、ふっくら柔らかななお煎餅で、ほんのりの甘さが気持ちいい味でした。昔ながら、だからこそ美味しい。

こんな説明が見も入っています。芸陽堂の頼山陽煎餅は、煎餅を語るには避けて通れない逸品!だそう。実際様々な賞に輝いた由緒正しいお煎餅ですよ。

今回オフィスに買っていったので、「頼山陽煎餅以外にももう一個買うならどれが良いですかね?」と伺ったところ、「ようけ出るのは、このピーナッツの」とお薦め頂き、ピーナッツのお煎餅も買ってきました。

このお煎餅本当に美味しくって懐かしくって、おばあちゃんの家で、似たような美味しいお煎餅食べさせてもらったなぁ、って何か昔のことを思い出す味でした。

芸陽堂さんのお煎餅、懐かしくて優しい味がして本当にお薦めです。頼山陽煎餅は、広島モチーフの焼き印もあって可愛いですし、日持ちもするので、今後広島の定番お土産で使いたいなと思います。お店が中心地から遠いので買いに行きづらくはあるのですが、苦労して手に入れた分お土産はきっと美味しくなるんです。

———頼山陽煎餅本舗 芸陽堂 基本情報———-
〇創業年 明治44年 / 1911年創業
〇営業時間
8:00~19:00
※日曜日 定休日
〇住所
広島県広島市中区堺町2-6-23
(食べログ)⇒芸陽堂 (げいようどう) – 土橋/和菓子 [食べログ]

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