兵庫県中央部(播磨地方)の多可(たか)郡は、1879年(明治12年)の行政区画郡発足時には後の西脇市及び多可町の各大半と神崎郡神河町一部とが郡域でしたが、現在は多可町(ちょう)のみが属しています。託賀郡と記されている播磨国風土記の民話で、空が低かった当時に腰をかがめて歩かねばならなかった天邪鬼の巨大男“あまんじゃこ”が急に空が高くなり背伸び出来て喜び“ここは空が高い、たかじゃ”と叫んで郡名の語源となったと伝わっています。多可町は2005年(平成17年)に多可郡中町・加美町・八千代町の合併で発足し、1947年(昭和22年)9月15日の多可郡野間谷村(現・多可町八千代区)主催“敬老会”が”敬老の日”の発祥であると町が標榜しています。“山田錦(酒米)”と“杉原紙(椙原紙、すいばらがみ:和紙)”の発祥地で、山田錦・鮑茸・糸瓜・播州百日鶏・醤油・清酒・刺身蒟蒻・つやの玉(蒟蒻スポンジ)・播州ラーメン等の特産品・名物があり、郡内には老舗の和洋菓子店・食品会社・醸造所(醤油・清酒)が残っています。
1889年創業、木樽仕込みにこだわり有機醤油等を製造販売する 足立醸造
月ヶ花のバス停から徒歩1分ほど、西脇市駅から車で30分前後の場所にある 足立醸造。1889年(明治22年)に創業した醤油蔵です。木樽仕込みにこだわりをもち、一部導入していたプラスチック製の樽を全廃し、新たな木樽を導入し現在は100%木樽仕込みです。木樽で仕込まれているお醤油屋さんは全国の1%程度ととても貴重な存在です。また、数少ない有機JAS認証の工場でもあります。
という、足立醸造さんの木樽仕込み 国産有機醤油を使った だししょうゆを購入しました。
ボトル横側です。有機JAS認証のお醤油に鰹だし・能登のいか魚醤・三河みりん等が加えられています。
こちらが原材料です。いしるが入っているの珍しいですよね。
こちら味見してみました。
足立醸造さんのだししょうゆ、独特のコクと酸味・旨味・塩味のバランスがとても良く美味しかったです。卵かけご飯にも使ってみましたが、旨味がぐっと持ち上がった感じがして美味しかったです。また食べたいなぁ。
↓足立醸造さんのだししょうゆは、楽天でも購入できますよ。
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———-足立醸造 基本情報———-
〇創業年 1889年創業 / 明治22年創業
〇営業時間
・ 9:00 – 17:30
※定休日なし
〇住所
兵庫県多可郡多可町加美区西脇81-1
(公式サイト)⇒ 足立醸造 公式オンラインストア 木桶仕込みの国産有機 醤油・味噌を播州からお届け