川岡菓子舗のお菓子を復活させた百年あんドーナツ / 北海道 中川郡美深町 1918年頃創業店にルーツ (大正7年)

北海道北部(道北・天塩国)の中川郡は、1879年(明治12年)の行政区画郡発足時には後の名寄市一部も含まれていましたが、現在は、美深(びふか)町・中川町・音威子府(おといねっぷ)村の2町(ちょう)1村が属していて、郡名は天塩川中流域にあることに由来します。町を南北に分けて天塩川が流れ山地に囲まれる美深町は、1923年(大正12年)に美深村(旧・下名寄村)から町になり、ほとんどが森林で特別豪雪地帯指定です。町名は現・美深駅付近の天塩川砂利川原を称した地名“ぴうか”から採られ、アイヌ語の“ピウカ(piwka)”(石の多い場所)由来です。ちょうざめ・キャビア・やまべ製品・くりじゃが・ゆり根・苺・美深牛・美深牛肉まん等の特産品・名物があります。郡内には老舗の和菓子店がありました。

1918年創業店にルーツを持つ 百年あんドーナツ

1918年頃(大正7年頃)に、中川郡美深町で創業した 川岡菓子舗。丸福ドーナツや、クッキー・チョウザメくん等の人気商品を数多く販売する和洋菓子店でしたが、2018年に店主の高齢化により廃業されます。人気商品だった丸福ドーナツは、同じルーツを持つ旭川市の三葉製菓さんに引き継がれ、丸福ドーナツはJALUXの”北の窯”シリーズの1つ・百年あんドーナツとして2020年より発売されています。

という、百年あんドーナツを頂きました。北海道の土地イラストの中に、100の文字が素敵ですね。

パッケージには百年あんドーナツの逸話が。北海道産あずき、小麦、卵を贅沢に使っています。

こんな感じの個包装になっています。

で、取り出した図です。

しっとり、とパッケージで謳うだけあって、やわらかくてしっとりし高級感を感じる味でした。あんがそこまで甘すぎないのも個人的には好印象です。愛された老舗商品が、違った形で再度現代に受け入れられている姿、素敵だなぁ。

—— 旧発売会社・川岡菓子舗 (現在は、三葉製菓とJALUXが発売) 基本情報———-
〇創業年 1918年頃創業店にルーツ / 大正7年創業店にルーツ
〇営業時間
・割愛
〇住所
北海道中川郡美深町
(公式サイト)⇒ 百年あんドーナツ | 北の窯 -KITA NO KAMA-

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