東海道五十三次で5番目の宿場であった戸塚宿。その名残のある戸塚駅にも何店舗か100年超えの老舗がありました。
1914年創業、吉田茂に由来する ワンマン道最中を発売する 吉田屋 本店
戸塚駅から徒歩10分弱の、旧東海道増にある吉田屋 本店。1914年(大正3年)、現在と同じ場所で創業され、以来100年以上和菓子を作り続けていらっしゃいます。現在は3代目のご主人が運営されているそう。
こちらが店舗外観。最近リニューアルされたのか、最近建てられたかのようなキレイなお店です。
こちらがディスプレイ。吉田屋 本店さんは数多くのお菓子を出されており、かなりの種類のお菓子が並んでいました。
購入したものその1、かりんとうまんじゅう。かりんとうのようなカリッとした皮の中に餡子が入っているお饅頭です。こんな感じ。トースターで温めると更にカリカリになるそう。カリッと感と甘さのバランスが良く美味しかったです。吉田屋 本店さんといえば、なのがこちらの「ワンマン道最中」。ワンマン道、といっても何か分からないですよね。この名前は吉田茂に由来します。戸塚の大踏切の渋滞解消のために作られた「戸塚バイパス」は、当時の首相吉田茂が建設させたもの。それにちなんで「ワンマン道路」と呼ばれるようになたのだとか。この最中は、その功績と由来を更生に伝えるために作られたそうですよ。こちらがそのワンマン道最中。道路に由来することが想像できるタイヤの形をしていました。タイヤの形の最中はかなり珍しいですね。地域に根差したご商売をされている吉田屋 本店さんには、上記以外にも「おいしいもの とつかブランド」にも認定されている、「お菓子なとつかとうふ」という豆乳を使ったお菓子も出されたり、と、老舗ながら様々なお菓子を発売され続けていらっしゃいます。過去の経験を活かしながら、新しい商品を作り続ける、という姿は、老舗の鏡のようなお店ですね。
——-吉田屋 本店 基本情報———-
〇創業年 1914年創業 / 大正3年創業
〇営業時間
[平日] 9:00~18:00
[日・祝] 9:00~17:00
※火曜日 定休日
〇住所
神奈川県横浜市戸塚区戸塚町3960
(戸塚宿ほのぼの商和会 公式サイト)⇒ 吉田屋 本店|戸塚で100年以上続く老舗和菓子屋 | 戸塚宿ほのぼの商和会