ミシュラン店も使うヤマロク醤油の菊醤・鶴醤 / 香川 小豆郡小豆島 江戸末期から明治頃創業 (1800年代)

香川県小豆(しょうず)郡は、瀬戸内海の小豆島(しょうどしま)全域及び周辺島嶼から成り、小豆島出身の壷井栄による小説“二十四の瞳”で知られています。従来の単なる小豆島の呼称から1878年(明治11年)の行政区画郡発足時に新たに命名され、当初から現在まで土庄(とのしょう)町・小豆島町の2町(ちょう)のみが属しています。小豆島南東部の小豆島町は2006年(平成18年)に池田町・内海町の合併で発足し、日本のオリーブ栽培発祥地として知られています。電照菊・オリーブ・すもも・手延べ素麺・醤油・佃煮等の特産品があります。郡内に老舗の飲食店・和洋菓子店・多数の醤油醸造会社・食品会社(素麺・製油・佃煮等)などが残っています。

1800年代中頃創業、ミシュラン店も使う木樽で造る醤油店 ヤマロク醤油

安田上のバス停から徒歩7分ほど、土庄港のフェリー乗り場から車で35分前後の場所にある ヤマロク醤油。正確な創業年は分からないそうですが、江戸末期から明治にかけて創業だろう、とのことで1800年代中頃の創業のようです。創業時は醤油を絞る前のもろみを扱うもろみ屋さんで、1949年(昭和24年)に醤油を搾る圧搾機を購入し醤油屋さんになりました。

という、ヤマロクさんの丹波黒豆醤油・菊醤です。こちらは濃口醤油となります。
ボトルの裏側です。丹波黒豆と小麦で作った麹、天然塩と地下水で仕込み、大き杉樽で仕込んでいます。旨味が全面に出てくる感じがあって美味しい。
そして、鶴醤です。こちらは再仕込醤油となります。仕込み水の代わりに生醤油を使って仕込みます。
ボトルの横側です。2倍の原料と歳月を使って作られています。再仕込醤油は旨味が強い分、濃度が高く塩味が強くなりがちな印象ですが、こちらもまろやかで美味しかったです。

小豆島には20を超える醤油蔵がありますが、その中で最も知名度が高い醤油蔵の1つがヤマロク醤油さんだと思います。ミシュラン3ツ星のお寿司屋さん、鮨よしたけさんでも使われています。
そんなヤマロク醤油さんは、予約なしでふらっと訪問しても もろみ蔵の見学ができるそう。今年中に行けたら行きたいなぁ。

——ヤマロク醤油 基本情報———-
〇創業年  江戸末期から明治にかけて創業 (1800年代)
〇営業時間
・9:00-17:00
※無休
〇住所
香川県小豆郡小豆島町安田甲1607
(公式サイト)⇒ ヤマロク醤油

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