江戸時代に置かれた銀貨幣鋳造所(銀座)に地名を由来する中央区銀座は、明治時代に文明開化を象徴する町として銀座煉瓦街が建設されて栄えてきました。現在の銀座8丁目付近で芸妓能楽師に因んで称された金春(こんぱる)芸者で賑わった幕末からの花柳界が、明治政府高官などの贔屓により新橋花街として江戸時代以来の柳橋(現・台東区)と共に「柳新二橋」と称し発展し、昭和中期の最盛期を経て今も中央区築地にかけて10軒以上の料亭と数十人の芸者を擁しています。東京を代表する地域ブランドのショッピング街として、大繁華街として、また夜の高級な社交の場として今に至っており、各所に老舗の飲食店や和洋菓子店などが数多く点在しています。
大正13年創業、リーズナブルな洋食屋 レストランヤマガタ
銀座・新橋エリアには様々な老舗がありますが、今回お伺いしたレストランヤマガタさんは大正13年創業。歴史が解説されたサイトがないため、詳細は不明ですが、現在は3代目で某ホテルで修行された方がお料理されているそうです。銀座駅からも新橋駅からも10分以内で到着する場所にあります。
お店はビルの2階なので、階段をあがって訪問。階段を上るとこんな感じで出迎えられます。
ヤマガタさんといえば、オムライス or メンチカツが有名です。どちらも大好物な私ですが、この日はメンチカツをオーダー。
メンチカツをドキドキまっていると、ポテサラが運ばれてきます。クリーミーで旨い。これとビールで一晩過ごせそうな勢い。
そしてメンチカツがやってきました。いやー、あがりますね。
少し寄り目で。気持ち粗目にひいたパン粉が攻撃的で気持ちがあがりますね。
こちらが半分に割った図。肉汁が溢れる!ヤバい!!!
少し取り乱しましたが、ヤマガタさんはお箸で食べる老舗スタイルな洋食で、郷愁にかられる味がします。が、古めかしいだけでなく、現代風にアレンジもされているようで、とっても繊細で美味しかったです。オムライスは次回のお楽しみ、ということで。
ちなみにランチタイムに伺うと、かなりの確率でビートルズが掛かっている気がします。僕がいった時たまたまそうだった、という可能性もありますが。ビートルズファンとしては、そこもまた気分があがるポイントなんです。
——-レストラン YAMAGATA 基本情報———-
〇創業年 大正13年創業 / 1924年創業
〇営業時間
11:30~14:30
17:30~21:00
※土・日・祝 定休日
〇住所
東京都中央区銀座8-5-1 プラザG8 2F
(食べログ)⇒ レストランYAMAGATA (restaurant YAMAGATA) – 新橋/洋食 [食べログ]