浅草は、都内最古の寺である金龍山浅草寺の門前町として古くから栄えた街。江戸時代には多くの武士・商人や文人墨客などが浅草に集まって江戸文化を育んできました。明治になって六区画(一時期は七区画)の浅草公園となって、六区は劇場や映画館などが林立して興行街として多くの人を集めて繁栄し、現在も全国各地や海外からの観光客で連日賑わっています。浅草の各所には食堂から料理屋までの各種飲食店や和菓子・食品店などの老舗の商店が数多く点在する、東京を代表する老舗の聖地の一つです。
1893年創業、愛知県で創業し浅草へと進出した 梅林堂
浅草駅から徒歩5分程度の場所、オレンジ通り沿いにある 梅林堂。1893年(明治26年)に愛知県中島郡(現在の愛知県稲沢市)にて、箕浦 長次郎氏が漬物屋を創業したことで、その歴史が始まりました。その後東京進出時に現在主流となった減塩の梅干等の製造・販売をスタートしたそうです。
という梅林堂さんの外観はこちら。梅干しの匂いが漂ってきます。
店頭には忍者うめ、という商品も。Ninja loves it Ninja plum、だそうです。
店内に入りました。塩分濃度や甘さの異なる梅干しが沢山並んでいます。常連さんは塩分濃度指定で購入されていました。梅干しの世界も深いですね…。
今回かったものその1が、店頭に並んでいた忍者うめ。外国人の方向けの甘い梅干しです。
箱の裏には梅干しとは何ぞや、という説明が。最後の「梅干は忍ぶなり」だけちょっと意味が掴みかねますがw(忍者うめ、という商品だから、ということだとは思います)。
中を開けました。はちみつ梅の袋が出てきました。
中身はこんな感じ。結構甘みの強いタイプ。 ご飯に乗せて食べるとちょうど良い感じですね。 そしてもう一つ購入したのが、梅恋心。一つ一つパッケージに入っているのが嬉しいですね。 中身はこちら。こちらも通常の梅干しと比べるとやや甘め。 うん、ご飯と合う!
今回購入した梅干しはどちらも結構甘めで、当初はちょっと違和感ありましたが、食べていくと「こういう梅干しも美味しいなぁ」と気持ちが変わってきました。と、甘いので初心者の人も食べやすいと感じたので、外国人の方が試すにはちょうど良いのかもしれないですね。とはいえまあ、外国人の方に梅干しは難しいのでは、と思ってしまいますが…。
——- 梅林堂 基本情報———-
〇創業年 1893年創業 / 明治26年創業
〇営業時間
・月~金11:00~18:30
・土日祝10:30~19:00
※定休日なし
〇住所
東京都台東区浅草1-16-10
(公式サイト)⇒ 梅干専門店|梅の名門 梅林堂