山梨県東部(郡内地方東部)で県最東端の上野原(うえのはら)市は、2005年(平成17年)に北都留郡上野原町・南都留郡秋山村の合併で発足し、市街地は相模川(桂川)の河岸段丘上にあり、上野原の地名は台地上の平坦地であることが由来です。江戸時代は秋元氏の谷村(やむら)藩(郡内藩)領を経て幕府直轄領となり、甲州街道の宿場(上野原・鶴川・野田尻・犬目)がありました。絹織物・柚・山菜・銘菓(酒まんじゅう・船守最中・木の実煎餅・あんどうなつ・キヌアおかき等)・魚(とと)まん(鱒切り身入り饅頭)・鱒甘露煮・ひなづる漬(東京長かぶ塩漬醤油味)・せいだのたまじ(小粒皮付き馬鈴薯味噌煮)等の特産品・名物・郷土食があり、多数の寺社が所在する市内には老舗の和菓子店・食品小売店などが残っています。
1890年創業、二代目が産んだ あんどうなつが名物 菓子処 植松
新町のバス停から徒歩1分ほど、上野原駅から徒歩18分ほどの場所にある 菓子処 植松。1890年(明治23年)に創業した和菓子店です。同店は二代目のご主人が生み出した あんどうなつで知られるお店です。現在は四代目のご主人によって運営されているそうです。
という、植松さんの外観です。名物の あんどうなつの垂れ幕が掛かっています。
ディスプレイの様子です。あんどうなつ全開ですね。
ディスプレイ後ろの棚側です。おかきやおせんべいが並んでいました。上野原さんのキヌアを使ったキヌアおかきだそう。気づかず購入できず軽く後悔…!
店内には四代目・植松正弘さんのご挨拶文が掲載されていました。文面からするとコロナ禍時のお話のようです。
こちらは、あんどうなつについて。銘菓について説明があるのは助かりますよね。
で、購入したあんどうなつです。あん入りの揚げドーナツですね。
ふくろから出した図です。やや小ぶりサイズで幾つでも食べられそう!
植松さんのあんどうなつは、皮部分のクリスピーさと、あんこの程よい甘さのバランスが素晴らしく、説明文にあったように、老若男女問わず愛される味だなぁと感じました。個人的にはコーヒーと一緒に食べたくなりました。また食べたい味です。
——- 菓子処 植松 基本情報———-
〇創業年 1890年創業 / 明治23年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:30(日曜は17:00閉店)
※月曜日 定休日
〇住所
山梨県上野原市上野原578
(公式サイト)⇒ 菓子処 植松|山梨県上野原市