東京都多摩地域北西部の青梅(おうめ)市は、東部以外は丘陵・山地で、市内を東流する多摩川の谷口集落がかつて青梅街道の青梅宿として栄えました。地名由来には“将門誓いの梅”伝説(平将門が天ヶ瀬の金剛寺で馬の鞭に使用の梅枝を地に挿して“我願い成就あらば栄ふべし、しからずば枯れよかし”と願掛けしたところ、根付き結実し夏過ぎまで実は熟さず青く枝に残った)による等の諸説があります。ヤマメ等の渓流魚・山葵漬・蒟蒻・豆腐・梅製品(菓子・ワイン等)・清酒(澤乃井)・トウキョウX肉うどん・和洋菓子(へそまんじゅう・酒まんじゅう等)などの特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・酒蔵などが残っています。
1915年創業、茅葺き屋根が印象的なお蕎麦屋さん 玉川屋
御嶽駅から徒歩3分ほどの場所にある 手打ち蕎麦の玉川屋。1915年(大正4年)に創業された蕎麦店です。お店は明治時代に使われていた茅葺屋根の民家を使っており、とても雰囲気の良いお店です。文人達にも愛されたお店で、太宰治や木山捷平がファンだったとのこと。
という、玉川屋さんの外観です。これ見るだけでも来る価値あったなって感じます。
少しアップ目で。ランチタイムは基本行列で、オープン10分前についた時点で少し列が出来ていました。いやぁ、素敵だな。
店内に入りました。窓側の席だと奥多摩の風景を見ながら、お蕎麦を食べることができます。
メニュー表の裏側です。口上には、化学調味料不使用であることや、素材のこだわりが書かれています。
こちらがメニュー表側です。一品料理も気になりますね。ぜんまい煮なんて、中々食べられないよね。
という、オーダーをした後に壁側を見て「え、ヤマメあるの!」と追加オーダーしました。奥多摩のヤマメの塩焼きが食べられるとか幸せすぎない?!
まずはオーダー第一陣のもりそば & ぜんまい煮がやってきました。お蕎麦は挽きぐるみの田舎蕎麦系で、蕎麦の香りと硬い食感がガツンと来て好きです。
そして、ぜんまい煮。甘辛い感じと、鰹節のアクセントがとても良い。
そして、遅れてきたヤマメ。頭からガブリといきました。
あんまり変わり映えしませんけれど、もう1枚。奥多摩の味を噛み締められて良いですね。
ラスト、謎のだるまを。小さい子が泣いてて何かと思ったら、すごいものが飾ってありました。これ、なんでしょ?
玉川屋さん、お蕎麦もヤマメもぜんまいも、全部最高でした。そして外観、内装、ロケーション含めて最高に落ち着けました。東京で地のものってあんまり多くないと思うのですが、奥多摩のヤマメと奥多摩の水で打った蕎麦、そして地酒を楽しめるのは、青梅の良いところですね。また行きたいです。
———手打ち蕎麦の玉川屋 基本情報———-
〇創業年 1915年創業 / 大正4年創業
〇営業時間
・11:00 – 17:00
※月曜日 定休日
〇住所
東京都青梅市御岳本町360
(公式サイト)⇒ 手打ち蕎麦の玉川屋|東京 青梅市 御岳にある 老舗の蕎麦屋