群馬県東部の館林市は、南北を渡良瀬川・利根川の二大河川に挟まれ、多くの川が市内を流れ低湿地帯には沼が点在しています。江戸初期は榊原康政(酒井忠次・本田忠勝・井伊直政と共に徳川四天王)や徳川綱吉(後の5代将軍)による館林城の城下町で、末期は山形藩から入封の秋元志朝が治めました。古くは“立野ケ原”の地名で“立野”・“立林”の呼称が転訛して“館林”となったと言われています。古くから麦の生産地として名高く、明治には現・上皇后の実家が経営する館林製粉(現・日清製粉)・正田醤油(キッコーショウ)が創業され、麺類製造業も発展。うどん・蕎麦を始め焼きまんじゅう・麦落雁・地酒等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が残っています。
1873年創業、醤油屋としてスタートし総合調味料メーカーとなった 正田醤油
館林駅から徒歩4分ほどの場所にある 正田醤油。1873年(明治6年)に、3代目・正田文右衛門氏が醤油醸造を始めたことが創業で、1917年(大正6年)に正田醤油株式会社を設立されています。亀甲印に正と書く、キッコー正を商標登録されています。祖業の醤油醸造を柱に、味噌・タレ・つゆ・魚醤・ソース・ドレッシング等、さまざまな調味料を作られています。OEMも手掛けられ、私が正田醤油さんを知ったのも、某店のお醤油が正田醤油さんだったから、だったりします。
という、正田醤油さんの冷凍ストック名人・ラクめしシリーズを購入しました。左からタコライス・プルコギ・キーマカレーです。
まずはキーマカレーの素から。
パッケージ裏側です。こちらに作り方が書いてありますが、挽肉を中に入っているパックに入れて冷凍保存し、食べる時にそのままフライパンで温めればOKという簡単仕様です。
こんな感じの中身で、保存日も書いておけるのが優しいですね。で、フライパンで温めた図です。挽肉だけで作ったので簡素ですが、めっちゃ美味しい。
そしてタコライスの素です。
基本は一緒で、挽肉入れて温めれば完成。こっちも美味しかった!
挽肉を入れて冷凍してストック→フライパンで温めるだけ、という手軽さは凄くよかったです。これ考えた人が秀逸ですね。元々あるタレの技術を使った応用商品ではありますが、商品コンセプトがとても良いです。お取り寄せで買ったため店頭で見かけたことはないのですが、スーパーで見つけたらきっとまた買うと思います。
↓冷凍ストック名人3点セットが、楽天だと送料込み1000円で買えます。この値段でこの味はお勧め度高いです。
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——-正田醤油株式会社 基本情報———-
〇創業年 1873年創業 / 明治6年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
群馬県館林市栄町3-1
(公式サイト)⇒ 正田醤油株式会社