※再開発のため移転予定とのこと。20年7月31日で一時閉店となります。
※移転に伴う休業のご案内※
7月31日を以って現在の建物での営業を終了いたします。
この機会に是非なじみ深い空間での最後のお食事をお愉しみください。
ーーー訪問時の記事ーーー
中央区八重洲は、日本に漂着して後に徳川家康の通訳等で活躍したオランダ人ヤン・ヨーステン(和名・耶楊子)の屋敷があったことに因んだ地名。戦災復興の中で東京駅の八重洲口ができて、駅ビルや大地下街が誕生、平成以降は再開発も進み、日本橋に繋がるビジネス街となっています。この地には、江戸時代から半世紀前位までは檜物町・上槙町などの泉鏡花の小説「日本橋」の舞台として知られる由緒ある日本橋花柳界があり、その名残で今も老舗の飲食店などが残っています。
1850年創業、仕出し店から始まった割烹 嶋村
東京駅から八重洲口を出て徒歩数分の場所に、割烹 嶋村さんはあります。日本橋で1850年に創業、元々は仕出し屋さんだったそうで、当時から「上がりの八百善、仕出しの嶋村」と呼ばれるほどの人気店でした。12代将軍徳川家慶の時代には幕府の御用仕出しとなり、江戸時代に出されたは「大江戸料理番付」では最高ランクに位置付けたお店だそうです。
そんな嶋村さんは、明治に入り仕出し屋から料理屋に変更されて現在に至ります。
こちらが店舗。お店の周りには植物がたくさん飾られています。
正面からがこちら。老舗ながらランチはリーズナブルに食べられます。
1000円代のランチもあるのですが、せっかく老舗に来ているので贅沢しました。嶋村懐石弁当2800円。過去最大級に豪華なお弁当がこれですよ!!!
嬉し過ぎて寄り目のショットも何枚か抑えました。こちらは八寸的なもの。一つ一つの仕事が丁寧で、良いもの食べてる多幸感に包まれます。
そしてお造りと、
炊き合わせ、この野菜たちが奇麗で美味しくて、和食っていいなぁー、って思わせてくれます。
ランチで2800円は、高いといえば高いですけれど、これだけ良いものが2800円で食べられるなら、飲み会一回飛ばしてくる価値があるんじゃないかと思います。高いお店なので気楽に来れませんが、今度は夜に懐石を食べたい。そういう身分になれるよう頑張ろうと思ったランチなのでした。
——-割烹 嶋村 基本情報———-
〇創業年 嘉永三年創業 / 1850年創業
〇営業時間
月~金 ランチ 11:30~14:00 ディナー 16:30~22:30 (L.O.22:00)
土 ランチ 11:30~13:30 ディナー 16:30~21:30
※日・祝 定休日
〇住所
東京都中央区八重洲1-8-6
(ぐるなび)⇒ 嶋村(東京駅(八重洲)/会席料理) – ぐるなび
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