深川 伊勢屋で団子祭り / 東京 門前仲町 1907年創業 (明治40年創業)

江戸時代は永代島という小島と砂洲だった江東区富岡には、深川八幡祭り(水かけ祭り)で知られる富岡八幡宮と深川不動堂(深川不動尊)があります。寛永4年(1627年)創建の富岡八幡宮は横浜市金沢区の富岡八幡宮から分祀され地名の由来となったと言われています。深川不動堂は、明治元年(1968年)に廃寺となった八幡宮の別当寺(神社を管理する寺)の永代寺跡に明治11年(1978年)に成田山新勝寺から分祀して存続してその東京別院となりました。旧永代寺の門前町として栄えてきた隣接の門前仲町にかけて老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。

1907年創業、門前仲町駅目の前にある深川伊勢屋

門前仲町駅の駅を出た目の前に、1907年創業の深川伊勢屋さんはあります。現在工場のある江東区平野に和菓子製造販売店が創業の地となりますが、昭和23年に富岡店を富岡不動尊前に出店。昭和41年の門前仲町駅完成から規模が大きくなり、元の本店を製造工場に、富岡店を本店とされました。

こちらが店舗。店頭での販売だけでなく、喫茶室も運営されています。

正面からの店舗の様子がこちら。お店の前にお団子やお惣菜が並んでいて、かなりそそられます。

そしてショーケース。名物の団子が大量に並んでます。この絵力!!!

伊勢屋さんといえば焼き団子ですが、海苔の香りに誘われて今回はいそべ団子を買いました。一本130円。

お惣菜系も美味しいと定評のある伊勢屋さんですので、あさりのおにぎりも買いました。お米の進むしょっぱ目のあさりの佃煮入りでした。あさりの佃煮入りのおにぎりなんて、家で作らない限り食べられないので、個人的には凄く嬉しかったです。

どれも手作りで、昔ながら、という言葉がピッタリの深川伊勢屋さんの食べ物は、全て素朴な味がします。そんな深川 伊勢屋さんの味を求めて、お伺いした日も沢山のお客さんで溢れかえっていました。こういう老舗が次の世代まで引き継がれて欲しいな、と心から思いました。

——-深川 伊勢屋 基本情報———-
〇創業年 明治40年創業 / 1907年創業
〇営業時間
8:00~20:30
※年中無休
〇住所
東京都江東区富岡1丁目8番12号
(公式サイト)⇒ 東京 東西線門前仲町 | 和菓子 | 創業明治40年 深川 伊勢屋

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