赤土が多く坂が多かったからなど複数の地名由来説がある港区赤坂。江戸時代には江戸城赤坂御門(見附)が築かれ、明治以降は都心部有数の邸宅街となりました。やがて花街が生まれ料亭等が建ち並び、放送局が開局、飲食店やナイトクラブ等の遊興施設も林立。昭和中期~後期は料亭街が政・財界人等で栄え、外国人・芸能人等も多く集う東京有数の繁華街として賑わいました。現在は新旧の建物が混在し、企業本社も多いビジネス街としても繁華街としても昼夜賑わう中に、老舗の飲食店・和洋菓子店などが数多く点在しています。
1897年創業、徳川公が「雪の華のようだ」と絶賛したことに由来する 雪華堂
赤坂見附駅から徒歩3分程度、赤坂駅から徒歩7分程度の場所にある雪華堂 赤坂店。創業は1897年(明治12年)で、徳川公に「雪の華のようだ」と絶賛された金平糖から始まり、甘納豆やどら焼きで知られるお店となりました。本社は練馬にありますが、店頭販売はされていので、店舗一覧の一番上に載っている赤坂店へやってきました。赤坂以外には、練馬区に3店舗、豊島区、中野区に一店舗ずつお店を構えられています。
こちらが店舗外観。赤坂店のみ看板の前に「赤坂」の文字が載っています。他の店舗とは少し違う位置づけなのでしょうか(本店っぽい感じなのかな)。お正月シーズンに伺ったので、開運どら焼きや干支に合わせたお菓子が販売されていました。雪華堂さんといえば、甘納豆ですよね。昔赤坂で働いていた時に、何度か頂いたことがありますが、お店で買うのは初めてです。
こんな感じの詰め合わせも。美味しそうだなぁ。
今回どう買おうかかなり悩んだ結果、保存性を考えて小分けパッケージのものを購入しました。やや細長い形状の5パック入りです。包装紙を取るとこんな箱が出てきます。オープン!下部に入っていたパンフレットはこんな感じ。赤坂雪華堂のパンフレットでした。甘納豆だけで10種類もあります。凄い!今回かった5つ入りはこちら。おたふく、とら豆、大納言、白花、うぐいすの5つです。まずは大納言から。小粒の甘納豆。ベースの味、といった感じ。当然美味い。こちらがおたふく。大き目の甘さ控えめの子。大好き。
とら豆。食感と甘さのバランスが好き。白花。もっちりした高級感のある大型の豆。これが一番好きかも。
最後にうぐいす。甘さが立ってていいね。
今回は5個入りパックを買いましたが、まだ5種類も食べてないのがあるんですよね。大好きな栗を食べてないので、また行かないとです。
甘納豆といえば、先日伺った横浜のおもやさんも素敵でしたが、雪華堂さんも同じぐらい素敵です。甘さ控えめな昔ながらのおもやさんに対して、保存性とパッケージに優れた雪華堂さん、といった感じ。
この2店に、間を開けずに伺ったことで、僕の中の甘納豆の扉が開いてしまった気がします。他の老舗甘納豆屋さんも試してみたいなぁ。
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———雪華堂赤坂店 基本情報———-
〇創業年 明治12年創業 / 1879年創業
〇営業時間
[月~金] 9:30~20:00
[土] 9:30~18:00
※日曜日 定休日
〇住所
東京都港区赤坂3-10-6 雪華堂ビル 1F
(公式サイト)⇒創業明治12年 和菓子 | 雪華堂 | 東京 赤坂 練馬