ネット上に沢山画像が上がっていますが、22年12月29日をもって精陽軒さんが閉店されました。108年間、お疲れ様でした!
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渋谷区渋谷は、約930年前に河崎氏(後に渋谷氏)が創建して周囲を居城としたとされる金王八幡宮のある場所。JR渋谷駅の東口から恵比寿方面への明治通り沿いや、青山方面への青山通り沿いは永らく低層建物・商店が並んで周辺は閑静な住宅地でした。2001年(平成13年)に渋谷駅新南口(2020年春以降に閉鎖予定)が開設され、周辺の並木橋地区などがビジネス街として発展し個性的な飲食店なども増えて賑わう中、何軒かの老舗も営業を続けています。
1914年創業、西洋料理店から中華料理店となった 精陽軒
渋谷駅・表参道駅、どちらからも徒歩10分ほどの場所、青山学院の近くにある 精陽軒。1914年(大正3年)に西洋料理店として創業されました。西洋料理店時代から、ラーメン等の定食を出されていたそうですが、1967年(昭和42年)に中華料理店に鞍替えし現在に至ります。青山に近い場所にあるので、高いイメージがあるかもしれませんが、かなり大衆的なお値段のお店で学生にもサラリーマンにも優しいプライスです。
という精陽軒さんの外観。2階建ての建物です。今回は1Fに通されましたが、2Fで食事の場合はピンポンのチャイムの後に続く「~をご注文のお客様」というアナウンスを聞いてセルフで取りにいくスタイルとなります。
ブレブレですが外に貼ってあったメニュー。字読めないと思いますが、要はメニューが沢山あるとご理解くださいw。
店内に入りました。こちらおつまみメニュー。中華でイメージできる食べ物が全部ある感じ。悩むなぁ~。
そして飯の部というメニュー。元西洋料理店の精陽軒さんならではのメニューとしてはオムライスがあるのです。
ということで諸々オーダー。まずはザーサイ出てきます。ビールが欲しくなる最高のやつです。
冷ややっこも。こういう優しさが学生もサラリーマンも両方をひきつけます。居酒屋代わりっぽく使われている人も多いお店なのです。
餃子が出てきました。奇をてらわないストレートな美味しさ。焼き色も奇麗!
そして名物(と僕が思っている)オムライス。これがメチャンコ美味しいのですよ。元々西洋料理店時代の人気メニューで、中華料理店となる際に常連客に頼まれて残すことになったという伝説のメニュー。うん、超美味い! ここからは前回訪問時の写真です。こちらは中華オムレツのランチメニュー。見た目より超タップリでお腹いっぱいになりました。
こちらはジャージャー麵とチャーハン。青学近くにあるだけあって、ランチメニューは夜以上にお得感あります。
渋谷は残念ながら余り老舗が多くないのですけれど、精陽軒さんはその数少ない貴重な一軒。渋谷に路面電車が走っていたころからあったそうですよ。移り変わりの激しい渋谷の生き証人である精陽軒さん、歴史的価値だけでなく味も値段も最高なので、渋谷に行かれる際には是非お立ち寄りを!
———-精陽軒 基本情報———-
〇創業年 1914年創業 / 大正3年創業
〇営業時間
・11:00~15:30
・17:30~22:50
※土・日・祝 定休日
〇住所
東京都渋谷区渋谷2-1-9
(食べログ)⇒精陽軒 – 渋谷/中華料理 [食べログ]
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