愛知県・東三河地方の豊川市は、律令制の宝飯郡豊川郷の地名が市名の由来となっていて、1441年(永享13年・嘉吉元年)創建で鳥居が立つ寺院の豊川稲荷(曹洞宗・円福山豊川閣妙厳寺)の門前町として栄えてきました。江戸時代は三河吉田藩・西大平藩・新城藩各領地の他に寺社領・旗本知行地・三河天領管理の代官所(赤坂陣屋)もあり、東海道53次の御油宿(35番目)・赤坂宿(36番目)の宿場町としても栄え、街道の“御油の松並木(国天然記念物)”で知られています。花卉・音羽米・自然薯・大葉・果物(蜜柑・無花果・苺・巨峰等)を産し、味噌・豊川いなり寿司等の名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品会社などが残っています。
1896年創業、三河の地で醤油を作り続ける サンビシ
伊奈駅から徒歩16分ほど、岡崎駅から車で50分前後の場所にある サンビシ。1896年(明治29年)に、三河醤油合資会社として創業されています。1920年(大正9年)に三河醤油株式会社へと組織変更し、1961年(昭和36年)に現社名であるサンビシ(旧法人時代は前株でなく後株)に変更されています。その後、名古屋証券取引所に上場するも孫会社のデリバティブ取引から経営破綻し、すき家運営のゼンショーの傘下となり2006年より株式会社サンビシとしてリスタートされています。
という、サンビシさんの無添加純生しょうゆを購入しました。
ロゴ部分をアップで。食品添加物無添加、丸大豆仕込み等、こだわりが大きな文字で書き込まれています。火入していない生醤油のため、下部には英語でRAW SOY SAUCEと書かれています。 パッケージ裏側です。大豆・小麦・食塩のみで造られています。 ということで、味見してみました。塩味・旨味がちょうどよくってめっちゃ美味い。
サンビシさん、私が三重県に住んでいる頃はCMも放送されていた、かなり好調な企業だ、という認識だったので、今回調べるまで一度経営破綻をされていること、知りませんでした。経営破綻したもののゼンショーグループの中で醤油造りを続けられているのが嬉しいですね。今回購入したお醤油は、こだわりが詰まった醤油に見えますがリッターで400円前後とリーズナブルでした。こういう商品が手軽に買えるのは嬉しいなぁ。
↓サンビシさんの無添加醤油は、楽天でも購入できますよ。
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—— 株式会社サンビシ 基本情報———-
〇創業年 1896年創業 / 明治29年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
愛知県豊川市篠束町若宮53
(公式サイト)⇒ 株式会社サンビシ TOP