[21/7/31まで]350年以上 ほぼ同じ場所で営業を続ける 大木唐からし店の”七色とうがらし” / 東京 東日本橋 1656年創業 (明暦2年)

2021年7月31日閉店と発表されています。

中央区東日本橋は、江戸開府以来永らく交通の要衝として栄え、(当時の両国は隅田川西側を多くは指していたので)火除地の両国広小路(西広小路)が設置されて見世物小屋等が立ち並び賑わう歓楽街でした。明治時代までは薬研堀があり、江戸時代には付近に多くの医家・薬屋があった場所。町の西側は問屋街で、東側は商店・事務所・住宅が混在していて、老舗の飲食店も存続しています。

1656年創業、350年以上ほぼ同じ場所で営業を続ける 大木唐からし店

東日本橋駅から徒歩5分ほど、浅草橋駅から徒歩7分ほどの場所にある 大木唐からし店。1656年(明暦2年)に、海老屋喜十八氏によって創業されたお店です。このエリアは薬研堀と呼ばれ、医者や薬屋が多かった場所。この場所で、1625年創業の やげん堀中島商店(浅草に移転)によって元祖七味唐辛子が生み出され、その30年後に創業されたのが、今回ご紹介の大木唐からし店さんです。大木唐からし店は創業以来350年強、ほぼ同じ場所で営業を続けられているそうですよ。ちなみに大木唐からし店さんは、”七味”ではなく、”七色”とうがらし、と昔ながらの呼び名となっています。

という大木唐からし店さんの外観はこちら。建物が新しいので外観は老舗感薄いですが、ガラス越しに見えるディスプレイの様子は完全に老舗です。こちらがディスプレイの様子。ケースにならぶ唐辛子の数々。テンションあがりますね!

少し別角度から。購入する量によってケースが変わるので、いろんなサイズのケースが並んでいるんです。可愛いなぁ。こちらがメニュー表のアップ。七色唐辛子は、唐辛子・焼唐辛子・陳皮・山椒・黒胡麻・麻の実・罌粟(けし)の7つをミックスして作ります。こちら混ぜて頂いている様子。好みでバランス等は変更可能です。今回は中辛で作って頂きました。

こんな感じのクラシカルな箱に入れてくださいます。かわゆい!

こちらが中身を空けた図。作り立てなので、香りが立っていて食欲そそります。市販品と比べて、辛さも結構パンチある感じ。焼き鳥に超合う!

 浅草のやげん堀中島商店に伺って以来、大木唐からし店に行きたいなぁ、と思い続けて、ついに伺う機会を作ることが出来ました。同時に食べていないので、味の比較はできませんが、どちらの七色(七味)も、市販品と一番違うのは香りで、匂いを嗅ぐとお腹がぐー、っとなってしまうぐらい食欲を掻き立てられます。江戸時代の人たちは、すごい調味料を考えたものですよね。最近は海外でも人気だそうですが、せっかくなら老舗の香り高いものをプレゼントしたいですよね。そんな時、大木唐からし店さん、最適なチョイスだと思いますよ!

——-大木唐からし店 基本情報———-
〇創業年 1656年創業 / 明暦2年創業
〇営業時間
・9:00~18:00
※日・祝日 定休日
〇住所
東京都中央区東日本橋2-21-6
(食べログ)⇒ 大木唐からし店 – 東日本橋/その他 [食べログ]

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です