吉良邸跡の前で、吉良まんじゅうを販売する大川屋 / 東京 両国 1869年創業 (明治2年)

江戸時代初期に隅田川に架橋された大橋は、旧武蔵国と旧下総国とを結ぶことから両国橋と称されるようになりました。当時の両国は隅田川西側(現・中央区東日本橋)を多くは指し、東側の墨田区両国は向両国(むこうりょうごく)と称されていました。鼠小僧次郎吉など著名人の墓があり、近年はペット供養でも知られる両国回向院や赤穂浪士討入の吉良邸跡の区立本所松坂町公園等の名所旧跡が所在しています。隣接の墨田区横網に建つ両国国技館や都立江戸東京博物館が多くの人を集めるこの町にも、老舗の飲食店が残っています。

1869年創業、吉良邸跡の前で、吉良まんじゅうを販売する 大川屋

両国駅から徒歩7分ほどの場所、赤穂浪士の吉良邸跡前にある 大川屋。1869年(明治2年)に創業された同店は、この場所が本所松坂町と呼ばれていたころからこの地で商売をされているとのこと。吉良上野介、そして本所の銕と恐れられていたとされる鬼平犯科帳のモデル長谷川平蔵にちなんだお菓子を販売されています。

という大川屋の外観。和モダンでカッコよい。ガラスの窓に移り込んでいるおじさんのことは無視してくださいw。

横を向くと吉良邸跡があります。ほんとすぐそこの距離です。こちらは店舗の看板。創業明治2年とありますね。

店内に入りました。お菓子がズラリと並んでいます。

ということで買ってきました。包装紙に忠臣蔵の吉良まんじゅうと書かれています。

赤穂浪士討ち入りのこと、そして吉良まんじゅうのことが書かれています。
お菓子は2種類購入しました。その1が吉良まんじゅう。

見た目は、刻印されていることを除くと割と普通のお饅頭に見えます。が、中には”きな粉餡”が入っていて、ちょっと珍しい味がします。きな粉餡も美味しいね。

もう一つ購入したのは隅田川もなか。

最中は小倉餡と白餡の2種類ありました。最中は餡が見えないので、どちらか判別がつかないですねw。
吉良まんじゅう、きな粉餡がとっても美味しかったです。吉良まんじゅうを開発した年は、小豆があまり手に入らなかったことから、きな粉餡になったのだそう。ので、吉良上野介が好きだった、とか、そういうお話ではないそうです。今回訪問をして、赤穂浪士にちなんだ老舗店もいくつかありそうだな、と感じました。開拓したいなぁ。

———大川屋菓子店 基本情報———-
〇創業年 1869年創業 / 明治2年創業
〇営業時間
・10:00~18:00
〇住所
東京都墨田区両国3-7-5
(公式サイト)⇒大川屋菓子店

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