南日味噌醤油、さくらみそ & ヤマソウ特級しょうゆを買う / 富山 富山市 1889年創業 (明治22年)

富山県の県庁所在地である富山市は、2005年(平成17年)に旧・富山市と6町村とが合併して発足しました。47都道府県庁所在地中2位の総面積は県の約3割で、1市町村が都道府県に占める割合では全国一となっています。米・梨・葡萄・イチジク等の農産物や富山湾のホタルイカ・シラエビ・ズワイガニ・寒鰤等の豊富な魚介類が特産です。かつては神通川に遡上していた鱒による鱒寿司が名産で、市内には多数の製造・販売店があり、“月世界”等の和洋菓子店・“満寿泉”等の酒蔵や飲食店なども多く、老舗が点在しています。

1889年創業、富山大空襲で焼け残った土蔵から復活した麹・味噌・醤油蔵 南日味噌醤油 (なんにちみそしょうゆ)

富山地方鉄道・稲荷町駅から徒歩5分ほど、双代町バス停から徒歩2分ほどの場所、富山市綾田町に蔵を構える 南日味噌醤油株式会社 。1889年(明治22年)、建設業のかたわら麹の製造販売を始めたことを起点とする老舗です。冬場の降雪期に建設業の仕事が減るため、各家庭を巡って味噌作りを行っていた、という家業の原風景も残ります。戦後は麹部門を拡大し「南日味噌醤油醸造所」として麹・味噌・醤油の製造販売へ本格化。転機となったのが1945年の富山大空襲で、建物の多くを失いながらも土蔵だけが焼け残り、焼け野原の中で”場所の目印”となった土蔵を起点に、戦後はそこから麹業を再開、現在もその蔵が残ると公式の沿革で語られています。1971年に一体式工場新設、1978年に株式会社化、1991年には品質・安全性の確保のため全面改築、2001年に「食品衛生優良施設」として厚生労働大臣表彰を受けました。近年は富山県食品研究所との連携や経営革新計画の承認など、「さくらみそ」「ヤマソウ醤油」など富山の食卓に寄り添う発酵の味を磨き続けています。

という、南日味噌醤油さんの看板です。ここの後ろにオフィスがあります。
本社では売っていないかな、と思いつつきたのですが、左側に工場直売所の文字が。嬉しい!ということでここで買えます。富山産丸米の手作りこうじも。麹が売られている=ニーズがあるな訳で、食文化のリッチさを感じますね。
訪問時の価格はこんな感じでした。
で、今回は代表商品のさくらみそを購入しています。
パッケージ裏側です。さくらみそは、国産大豆と米こうじを使用し、ゆっくり熟成したお味噌です、と書かれています。麹が生きているタイプですね。
今回は炒め物に使いました。繊細な味わいなのに、炒めても味噌の風味が飛ばない味の力強さがありました。このお味噌好きだなぁ。
建設業の冬仕事から麹作りに変わり、富山大空襲で焼け残った土蔵から再起した130年超の蔵。土蔵が”場所の目印”になって戦後復興を支えた、というストーリーが胸熱ですね。

—ここからは、2022年購入時の記事です。

という、南日味噌醤油さんのヤマソウ特級しょうゆを購入しました。南日味噌醤油さんがある場所は、昔は東双代村と呼ばれていた場所で、東双代村の麹製造業者として所在地がわかりやすく、また「双」並ぶものがないということから、ヤマソウと名付けられたそうです。
ロゴをアップで。山に双でヤマソウのロゴになっていますね。
パッケージ裏側です。富山のお醤油なので、お砂糖が入っています。 お醤油を出した図。甘さは抑えめのお醤油です。

上述していますが、富山市内は大空襲で焼け野原になってしまったため、中心地でずっと営業を続けられている老舗店は少ない状況です(市街地に破壊率が99.5%だったと言われています)。南日味噌醤油は、そんな状況に生き残った貴重な老舗店です。近々訪問しようと思います。

店舗情報

店舗名:南日味噌醤油株式会社

創業年:1889年(明治22年)

営業時間:8:00 - 17:00

定休日:日曜日・土曜日(3〜10月)・祝祭日

住所:富山県富山市綾田町3-9-8 [地図を見る]

公式サイト:南日味噌醤油株式会社

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