新宿駅直ぐそばにある不思議スポット 長野屋食堂 / 東京 新宿 1915年創業 (大正4年)

江戸時代初期、信州高遠藩内藤家の下屋敷に甲州街道の新・宿場町として開かれて栄えた四谷内藤新宿(江戸四宿の一つ)に由来する新宿区新宿は、関東大震災後の東京西郊外の人口急増や昭和の大戦後の商業地復興に伴い発展してきました。渋谷・池袋と並ぶ三大副都心の一つとして、利用者数が世界一のターミナルであるJR・各私鉄の新宿駅東口方面が有数の繁華街・ショッピング街として賑わい、新宿3丁目などを中心に老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが何軒も残っています。

1915年創業、新宿駅南口1分!の長野屋食堂

東京の玄関口の一つ新宿駅は、再開発が進み巨大なビルが並んでいる印象が強いですが、街中をよく見ると、所々に昭和や、場合によってはそれ以前の匂いを感じさせる建物が存在しています。そんな代表格が長野屋食堂さん。新宿南口からわずか徒歩1分。南口の改札を出て目を凝らすと、角地に1か所だけタイムスリップしたような、赤が目印の建物があります。それが、今回訪問した長野屋食堂さんです。

この外観が新宿駅徒歩1分の場所にあるんです。気が付きました?

お店の窓にはメニューが所狭しと並べられています。右上に注目して頂くと「1915年創業」をアピールされていることも分かります。

お店の前にはショーケースも置かれています。ショーケースの真ん中に「全品20円プラス(税)」と書いてあるのですが、これは「メニュー表の価格にプラス20円したものが消費税額となります」という意味だそうです。消費税の計算が大変ざっくりしていますw。

という長野屋さんですが、今回は2名で伺いました。1名はカツ丼をオーダー。見てください、このクラシックなカツ丼のお姿を!

もう1名は、名物っぽいものを色々とオーダー。肉豆腐、ハムエッグ、鯖味噌などなど。

名物と称されることが多い肉豆腐がこちら。甘じょっぱさが凄い。ご飯が結構なペースで消費されてく奴ですw。

こちらハムエッグ。ハムの安っぽい感じが、懐かしくて泣けます。安っぽいからこそ美味しいという不思議な感覚に。

そして鯖味噌。これも甘じょっぱめ。これもかなりなライスイーター(ご飯がすすむと言いたい)な食べ物です。

今回色々オーダーしましたが、一人当たり大体1000円ぐらいとなる、使い勝手の良い大衆店、それが長野屋さんです。見た目のインパクトから怖くて行けない、という話も聞いたのですが、勇気を持って飛び込むことをお勧めします。入ってみたら、そこにはパラダイスが待っていますよ。

———-長野屋食堂 基本情報———-
〇創業年 大正4年 / 1915年創業
〇営業時間
12:00~22:00 ※水曜定休日
〇住所
東京都新宿区新宿3-35-7
(食べログ)⇒ 長野屋食堂 – 新宿/定食・食堂 [食べログ]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です