森永のキャラメルとTAICHIRO MORINAGAのグラスショコラ / 東京 港区芝 1899年創業 (明治32年)

芝は15世紀後半の文書に出現する程に古い地名ですが、その由来は不詳です。港区芝は、かつて東海道の整備と共に発展し今も区内交通の要衝であって、JR田町駅と都営地下鉄三田駅周辺を中心として多数の大企業本社も立地するビジネス街として賑わっており、大通り裏には古い住宅街や高層マンションが混在しています。町中には老舗の飲食店や和菓子店も残っています。

1899年創業、日本初の量産キャラメルを作った 森永製菓

田町駅から徒歩2分ほど、三田駅から徒歩3分ほどの場所にある 森永製菓。1899年(明治32年)に、アメリカから帰国した森永太一郎氏が森永西洋菓子製造所を設立したことで、その歴史が始まっています。森永製菓のお菓子は有名なものが多すぎて書ききれませんが、日本初のキャラメルとも言われる森永ミルクキャラメル(正確には量産した日本初と記載するのが正しいようです)、パックンチョ、チョコボール、ハイチュウetc..。誰もが一度は口にしたことのあるお菓子ばかりですよね。

ということで、まずは森永ミルクキャラメルから。森永の創業商品の1つで、元々はキャラメルが正式名称でしたが、1913年(大正2年)から現在の名称となっています。発売当初は高級品で現在の価格で1粒100円近い価格だったそうですよ。

という森永ミルクキャラメルのパッケージ。滋養豊富、風味絶佳の文字がカッコ良い。

蓋を開けるとキャラメルが出てきます。

一つ取り出しました。テンションあがるなぁ。

この格子状の模様みると、森永のミルクキャラメルだ!って感じしますよね。いつ食べても最高に美味い。

で、次はちょっと珍しいお菓子を。森永さんは創業者の森永太一郎氏の名前を冠したTAICHIRO MORINAGAというちょっと高級なラインがあります。こちらはそのラインのグラスショコラです。

この横顔の人が太一郎氏。パッケージからも高級感を感じますね。

パッケージ裏側。原材料名の最初にチョコレートが並ぶ、チョコレート分高めのアイスなのです。

ででーん。食べてみて衝撃を受ける濃さ。このアイスちょっとすごい。高級レストランのデザート出てくるものが、そのまんま入っている感じ。美味しいを超えて凄い!

森永さんには、森永ダイレクトストアという公式サイトがあるので、詰め合わせを買ってみました。
Gift For You!ですよ!
開けた図。ムーンライト、ポテロング、チョコチップクッキー、inゼリー、パックンチョ、ハイチュウなどなど。最高以外言葉がない。

ちなみに今回調べて初めて知りましたが、1983年4月15日発売で、東京ディズニーランドの開園日にあたります。パックンチョはディズニーとコラボしているというか、コラボ商品として誕生したという歴史があったのですね。知らなかった…。ちなみに2023年でディズニーランドもパックンチョも40周年です。中々の歴史…! せっかくなので中身もどうぞ。プリントされる絵柄が私が子供の頃と違いますね。ディズニーキャラ増えているものなぁ。 森永製菓さんのお菓子はよく食べていますが、近年衝撃を受けたのは2つ目に紹介したTAICHIRO MORINAGAのラインで。東京駅地下のグランスタにお店があり、一時期は通っていました。今は商品がなくなってしまっていますが、粉状にしたチョコが物凄く口当たりが良くって美味しかったのですよね。また、復活しないかなぁ。
ちなみに森永さんはグリコさんと比較されることも多いですが、どちらも創業者が佐賀出身という共通点があります。佐賀駅前には森永製菓創業者・森永太一郎氏と、江崎グリコ創業者・江崎利一氏の銅像が飾られています。日本を代表する2つのメーカーの創業者が出身なのはなんだかすごい運命を感じますね。

———森永製菓株式会社 基本情報———-
〇創業年 1899年創業 / 明治32年創業
〇営業時間
・本社のため割愛
〇住所
東京都港区芝5-33-1
(公式サイト)⇒森永製菓株式会社 – おいしく、たのしく、すこやかに