徳島県北部中央で徳島市と香川県高松市との中間の美馬(みま)市は、2005年(平成17年)に美馬郡脇町・美馬町・穴吹町・木屋平村(旧麻植郡)合併で発足し、市名は郡名に因み、源平時代の宇治川先陣争いで知られる名馬・秋月も産したと伝わる古くからの馬の産地であったことが地名由来とされます。徳島藩領だった江戸時代に特産の藍の集散地として栄えた脇町には卯建(うだつ)を上げた町屋の伝統的町並みが残っています。和傘・シンピジウム(洋蘭)・柚子・八朔・葡萄・ブルーベリー・みまから唐辛子・みまから(激辛薬味)・銘菓(ぶどう饅頭・赤飯入り饅頭の脇美人・麦だんご等)・清酒などの特産品・名物があり、市内には老舗の和菓子店・酒蔵が残っています。
1914年創業、剣山参拝の玄関口・穴吹で生まれた「ぶどう饅頭」を守る老舗 日乃出本店 (ひのでほんてん)
JR穴吹駅から徒歩1分ほど、徳島自動車道・脇町ICから車で6分前後の場所、美馬市穴吹町に店を構える 日乃出本店 。1914年(大正3年)4月5日、初代・西川芳太郎氏が、穴吹町で餅屋「日乃出」として創業した老舗和菓子店です。代表銘菓のぶどう饅頭は、武道信仰で知られる霊峰・剣山への参拝客の土産として考案されたもので、「武道」と「ぶどう」を掛け、葡萄の房のような姿に仕上げた菓子と伝わります。森永製菓初代社長・森永太一郎氏との交流をきっかけに、当時としてはハイカラなミルク入りの餡を採用したのも特徴です。1950年に穴吹駅ホームでの立ち売りを始め、1952年に有限会社日乃出本店として法人化。箱に入る壱億円札風の「日乃出幸運券」や、「海越えてほめられにゆけ、ぶどう饅頭」のCM、セスナ機からのチラシ配布など、初代の遊び心と宣伝力もブランドの記憶を形づくりました。2025年には旧店舗向かいに新店舗を開き、完全自家製餡にこだわるぶどう饅頭を中心に、100種類以上の和洋菓子を届けています。ちなみに、ぶどう饅頭にブドウ果汁は入っておりません。
という、日乃出本店さんの外観です。駅の改札出ると目の前にあります。
店内に入りました。ぶどう饅頭がずらりと。
1個入りのパッケージも売っています。旅行者には嬉しいですね。
抹茶バージョンもありました。美味しそう。
お店の外には、ぶどう饅頭の100年の歩みがまとめられていました。みんなこういうプレート用意すべきだと思う。
ちなみに店の横はこんな建物で、こっちが本社のよう。
で、購入したぶどう饅頭です。ノーマルと抹茶、1つずつ買ってきました。
まずはノーマル版から。ぶどうっぽい見た目してますよね。
中身は白隠元豆・砂糖・還元水飴・加糖れん乳等です。そう、中の餡がミルク味なのがポイントです。甘くて美味い。
そして、抹茶バージョンも。苦味と甘味のバランスが美味しい。
「武道」と「ぶどう」の掛け言葉、ミルク入りの餡、壱億円札風の幸運券etc…。初代・西川芳太郎氏の遊び心が、110年以上経った今もぶどう饅頭の中で生きているのが面白い。徳島土産の定番、また食べたくなる味でした!
—-ここからは2022年当時に購入したものです。この時から神パッケージだったのね。
という、ぶどう饅頭です。100年後のふるさとのことを考え、プラスチックを使わない紙パッケージにリニューアルされています。
こちらパッケージ裏側です。ふるさとの清流穴吹川の画像が載せてあります。綺麗だなぁ。
一つ取り出した図です。阿波名物ぶどう饅頭、と記載があります。
取り出した図です。色味がちょっとぶどうっぽいですね。練乳の甘みが効いてて美味しい!
ぶどう饅頭は見た目と味がユニークなだけでなく、宣伝方法もユニークだったそう。四国放送の開局後、すぐにスポンサーとなり地元では有名らしい「躍進、躍進、また躍進。海越えて ほめられに行け ぶどう饅頭」というフレーズでテレビCMを行ったそうです。またセスナで空から複数種類のチラシを撒き、「ぶ」「ど」「う」「ま」「ん」「ぢ」「う」の文字を集めるとぶどう饅頭がもらえるキャンペーンも行ったのだとか。かなりラディカルですね。今後も素敵なキャンペーンを行って欲しい!
↓ぶどう饅頭は楽天でも購入できますよ。
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——-日乃出本店 基本情報———-
〇創業年 1914年創業 / 大正3年創業
〇営業時間
・8:00~18:00
※木曜日 定休日 (祝日の場合は営業)
〇住所
徳島県美馬市穴吹町穴吹字岩手24-7
(公式サイト)⇒ 阿波・徳島の名物 ぶどう饅頭の日乃出本店
店舗情報
店舗名:有限会社日乃出本店
創業年:1914年(大正3年)
営業時間:8:00 - 19:00
定休日:元旦
住所:徳島県美馬市穴吹町穴吹字岩手24-7 [地図を見る]
公式サイト:阿波・徳島の名物 ぶどう饅頭の日乃出本店