小岩井乳業の瓶牛乳とお別れ前の駆け込み / 東京 中野 1891年創業 (明治24年)

東京都中野区は武蔵野の中の地域である事が地名由来とされ、1400年頃(室町時代)に中野長者と称された鈴木九郎が開拓したとも伝わっています。JR中野駅北口には中野サンプラザ・サブカルチャーの聖地とされる中野ブロードウエイ・中野サンモール等の多数の商店街・区役所・丸井グループ本社等があり、旧警察大学校跡再開発地一部の“中野四季の都市(まち)”には大学キャンパス(早稲田・明治・帝京平成)・諸企業(東映アニメーション等)本社や老舗食品会社(キリングループ各社・小岩井乳業)本社が立地しています。

1891年創業、小野・岩崎・井上の頭文字から名付けられた 小岩井乳業

中野駅から徒歩7分ほどの場所にある 小岩井乳業。1891年(明治24年)に、岩手県岩手郡雫石町と滝沢市にまたがる場所に開かれた牧場がルーツです。小岩井の名は、創業者である日本鉄道会社副社長の小野義眞(おのぎしん)氏、三菱社社長の岩崎彌之助氏、鉄道庁長官の井上勝氏の3名の頭文字を取り小岩井と名付けられました。

1976年(昭和51年)に小岩井農場を経営する小岩井農牧株式会社(1938年設立)と、三菱系の麒麟麦酒株式会社(現、キリンホールディングス)により小岩井乳業が設立され、乳業部門を引き継ぐ形となりました。現在はキリンホールディングスの子会社となり、乳製品の製造・販売を行われています。

という小岩井乳業さんは、2020年10月31日でフルーツ乳飲料「小岩井フルーツ」の販売を終了しニュースとなりました。そして21年3月25日に『2021年3月「ビン商品」の製造および販売の終了と2021年4月「新容器ミニパック」発売につきまして』とリリースし、ビン商品を21年3月末で終了されることを発表されています。

そんなニュースになるとは知らずに2ヶ月ほど前に小岩井乳業産のビン商品セットを購入しました。小岩井コーヒー、のむヨーグルト、牧場3.7牛乳、小岩井まきば[濃いミルク]の4種類です。

終売になると思っていなかったので、美味しかった小岩井まきば[濃いミルク]しか写真を撮らなかったのです。もったいないことをした…。 美味しかった小岩井まきばは乳脂肪分4.0%と高め。生乳50%以上でクリームが入っているのが濃さの特徴なのだと思います。 今回のニュースを受け、ビン入りという形態自体が存在意義をなくしているように受け取れるのですが、牛乳はビンに入っていた方が圧倒的に美味しいと思っています。小岩井乳業さんのこの4種全部が最高に美味しかったですよね。とはいえ、輸送コストであったり、環境負荷であったりを考えるとビンの時代が終わりつつある、ということなのでしょうか。何とも言えない悲しさがありますね…。

↓小岩井のビン入り商品は多少なら楽天に残っています。気になる方はお早めに。

小岩井 まきば 15本

楽天で購入

 

 

——-小岩井乳業株式会社 基本情報———-
〇創業年 1891年創業 / 明治24年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
東京都中野区中野4-10-2 中野セントラルパークサウス
(公式サイト)⇒ 小岩井乳業株式会社

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です