秋田は、飛鳥時代 600年代半ばに阿倍比羅夫が“齶田(あぎた、顎に似た地形の意味)”に遠征したと報告したことが由来とされ、700年代前半に現・山形県から現・秋田市高清水の岡に移設された出羽柵(古代城柵)が後に秋田城と称され表記が定着しました。東北日本海側最大都市で秋田県の政治・経済・交通の中心地である県庁所在地・秋田市は、江戸時代は久保田藩(後に秋田藩)佐竹氏の城下町として、また雄物川河口(現・秋田運河)の土崎港(つちざきみなと、現・秋田港)が北前船寄港地として栄えました。東北を代表する夏祭りの竿燈まつりで知られ、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店が複数残っています。
1922年創業、江戸期から続く秋田銘菓諸越(もろこし)の専門店として創業した かおる堂
秋田駅から車で7分ほど、川反入口のバス停から徒歩3分ほどの場所にある かおる堂大町店。1922年(大正11年)に藤井馨氏によって創業された秋田銘菓諸越(もろこし)の専門店として創業されました(もろこしについては後述)。屋号のかおる堂は、初代の方のお名前藤井馨氏から取られているそうです。
という、かおる堂さんの外観です。ビルの1Fにあるモダンなお店。店舗に入りました。店頭にノボリが立っていた、大学病院の先生が考えたサプリ饅頭、がずらっと並んでいました。テレビ・新聞で紹介されたそうですよ。
和菓子コーナーはこんな感じ。凄く種類豊富!洋菓子も沢山販売されていました。お菓子が充実してますねぇ。今回購入したのは、炉ばた。秋田銘菓諸越を改良したものです。諸越は江戸時代から伝わるお菓子で、小豆粉と砂糖を固めたお菓子。かおる堂さんでは、純度の高い和三盆を使って柔らかさを出し、かつ、小型化をされています。
中身はこんな感じ。落雁っぽい味ですが、小豆粉を使っているので色が少し茶色がかっていることと、滑らかさが特徴かなぁと感じました。
秋田銘菓諸越(もろこし)、今回の旅まで食べたことがなかったのですが、朴訥な昔ながらの味で、何だか落ち着きますね。日本のお菓子!って感じがして。今のお菓子ほど強い主張がないので、一口目の印象は薄めなのですが、気が付くとつい手が伸びています。生き残ってきたお菓子だけあり、何だか病みつきになる魅力がありますね。
——-かおる堂 基本情報———-
〇創業年 1922年創業 / 大正11年創業
〇営業時間
・9:30~18:30
※年内無休
〇住所
秋田県秋田市大町4-3-11 赤れんが郷土館通り
(公式サイト)⇒ 秋田菓子宗家 かおる堂
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